フレームチェック

シーズン中にお世話になったDHバイク、オフの今のうちにしっかりチェックしておきましょう。

image左の写真をよく見ると、ヘッドパイプとヘッドパーツのワンに隙間があるのがわかるかと思います。路面からの大衝撃を吸収するサスペンションを支えているのがヘッドパイプとヘッドパーツです。特にダブルクラウンサスペンションを使用すると、たとえダブルクラウンフォーク対応フレームでもかなりのストレスが溜まり、写真のようにヘッドが開いてしまうことがあります(このバイクはそういうレベルのバイクではありませんが)。ここまで歪むとフォークを外したらワンが外れちゃったり、もしくは手でつかめば簡単に取れてしまいます。
まあそれ以前に初期症状としてヘッドをいくら締めてもガタが取れないことで気づくでしょう。

imageまた、左写真の青で囲ったあたりにクラックが見受けられることもありますのでここも要チェック。

image今度はフレーム側のチェック。こちらも路面からの大入力を受け止めるサスペンションの取り付け部あたりをよーくチェックしましょう。場合によってはフレームまではクラックが達しておらず、塗装にのみクラックが入ることもあります。が、これも要注意。結局塗装にクラックが入るほどフレームには大きな入力があり、それに塗装がついてゆけずクラックに至るからです。

imageそしてリアサスペンションのもう一方の受け側スイングアームも要チェック。
当たり前ですがスイングアームはホイールからの入力を受けつつそれをリアサスペンションに伝える働きをします。ホイール側は動きたがり、しかしサスペンション側は動きたがらないので座屈という症状が起こりやすくなります。しかもレバー比がかかっているので、かなりのストレスがかかります。
すると左写真のようにクラックが発生することがあります。こちら側は曲げの応力がかかるのですが、

image裏側には引っぱりの力が掛かり、こちらもかなりの応力が掛かります。左写真はちょっと見えづらいですが、やっぱりクラックが入っています。

というわけで、来期に向け早いうちにチェックし、直すものは直す、この際だから買い換えちゃう方は買い換えて万全の体制で来期に望みましょう。
とくに修正には時間が掛かるものが多いので、シーズン間近にあわてないようにしましょう。

機材提供はAOK君、KRDさん、TKGK君のCRUCKERSの面々です。あっ、そういえばICKWさんも以前ヘッドパイプの裏にクラック入れましたっけ。それくらい走り込まなきゃいけないってことかな???


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