整備日誌 2008年11月編
11月13日
いやぁ、大変マズイです。なんと1年ぶり以上の更新。もちろんネタには事欠かなかったのですが、気づけば全然更新していない。
で、久々の更新は自分自身をネタに…
所有者弟、使用者私のTREK LIQUID号ですが、漕いでいると異音がする。フレーム全体に共鳴し、あたかもフレーム逝っちゃったか?と思えなくもないような音。
まずは手始めにBBを外し…外れない。
ねじは完全に緩んでいるはずなのに抜けない。錆び付いているのかと思い色々やっているうちに外れ、中を見たらご覧のように泥がいっぱい堆積していました。
このバイクは私の通勤をメインに、山遊びはもちろん富士見へも何度も行っています。そして代車君として使用されることもあり、不特定多数の人に不特定な使い方をされるという、使用環境としてはあまり好ましくない状況であると思えます。
しかもBB外したのっておそらく組み上げてから初めてだと思います。ちょっと気の毒に感じます(^^ゞ
それにしてもすごい泥です。泥がBBにまとわりつき抜こうにもピッタリはまっちゃって抜けなかったのです。
こんなの初めて。
きれいにクリーニングしてBB交換し組み上げたらあっさり異音は消えました。
常日頃お客様にメンテナンスがどうのこうのなんて言っている自分のバイク(いや、弟のバイク)がこれでは説得力がありません(^^;
でもねぇ、ほとんどメンテしないにも関わらず案外調子悪くないんだなぁ、何故か。
コギが足りないか?
12月20日
通勤途中に家を建てている脇を通ったら、突然「カツカツ」と異音が。
何か踏んづけたのはわかったけれど、止まるのも面倒くさいのでそのまま走り続けていればいつかは取れるだろうと思い走り続けていたけど収まらない。
コギ続けながら「建築現場か…」と連想すると嫌な予感が。
店に着いて確認すると、案の定釘を踏んづけていた。それもなかなかご立派な釘で。
それにしてもよくぞ空気がもつもんだなぁと感心し、このままほっといたらどうなんだろう?と思いほっといた。
そう、チューブレスタイヤなんです。
さすがに店を閉めて帰宅する頃にはタイヤが柔らかくなっていたがテストのために(&面倒なので)エアを入れてそのまま帰宅。
翌々日、出発前にタイヤを押すと明らかに減っている。けどそのまま出勤。
コーナーリングするとカツカツ音がすると共に釘がリムを叩いているのがわかる。ちょっとヤバイ。
あまり無理な運転をせずに店まで無事到着。
さてその後どうするか?と考えた。
12月24日
まぁ見ての通りもう山はなく、そろそろ換え時かなと思っていたところだったのでそのまま交換してもよかったのですが、私にとっては初のチューブレスパンク。テストのため修理してみることに。
タイヤはWTBのMUTANO RAPTOR TUBLESS。
どうやって修理しようか考えたのですが、ここは消費者の身になり、チューブレスパンク修理キットとして発売されているものを使ってみることにしました。
使ったのはパナレーサーのチューブレスタイヤ用パンク修理キット。
結論から言うとしっかり直っちゃった。修理してから1週間くらい経ったけどまだエア補充していません。
ということで、WTBのチューブレスタイヤにパナレーサーのチューブレスパンク修理キットは使えると評価してよいでしょう。
パナのキットは車のチューブレスタイヤの修理のようにトレッド外側から修理材をグリグリ押し込んでやるタイプです。
タイヤをリムから外さない。なのでタイヤとリムは密着したままなのでフロアポンプで簡単にエアを充填することができました。うーん、現地での修理を考えると携帯用ポンプでやるべきだったか。
もしタイヤをリムから外すとビードが乗り上げるより前にエアが漏れて充填できなくなる可能性も否定できません。そう言った意味ではこのキットは使えます。が、手がかじかんだ状況では作業がつらいかも。
ですので例えチューブレスといえども万が一に備えスペアチューブは持つべきですね、やっぱ。