TREK LIQUID 55 + MANITOU MINUTE 1:00

2004年モデルのリキッドの
特価販売です

サイズはSサイズ

トレックのオールマウンテンバイク、リキッドのニューバージョン LIQUID 55のフレームです。
オールマウンテンバイクとはその名のごとく登りも下りもこなせる、なんでもOKなMTBのこと。このリキッド55の特徴はなんと言ってもリアユニット。話題のマニトウSPVユニットを採用しております。
このユニットは簡単に説明してしまえば、ペダリングロスをほとんど発生させずに、しかし衝撃に対しては非常にスムースに作動するというのがポイント。だから登りも下りもOKと言うわけです。
で、リキッド、上側はロッカーアームタイプのリンク、下アームは....実はチェーンステイとシートステイにピボットがない。リアバックは一体なんです。ってことはロッカーアームの軌跡とメインピボットを中心とした軌跡は異なるわけで、それが繋がれているということは機構学的には矛盾することであって、そんなんでいいのか?と不安になったりもします。が、いいのです。大丈夫です。兄弟機種のリキッド30で富士見パノラマスキー場のA&Bコースでガンガン走りました。まったく問題ないどころかAをも楽しめるバイクであることが実証されました。
”材料力学は機構学を越えました”。
では以下解説。

これがSPVユニットのかなめ、Stable Platform Valve。
通常ショックアブソーバーって言うのは、大胆に言っちゃえば注射器みたいな物。細い通路に液体(オイル)が入っていて、そこをオイルが通るときの抵抗でダンピングを発生します。
ってことは、ゆっくり注射器を押すとあまり抵抗無く押すことができ、素早く押そうとするとものすごい抵抗を感じます。この抵抗こそがダンピング発生源なのであります。
ところで自転車の場合、コギを入れたときにはリアサスは動かずに、強い衝撃のあったときにしなやかに動いて欲しい物。ところがコギを入れる時ってのはサスペンションはゆっくりとしか動かないのでしっかりダンピングできない、逆に強い衝撃のあったときには素早く動こうとするので抵抗が生じしなやかに動けない。
ということは、望む特性と全く逆の特性になってしまい、これではありがたくない。
そこで登場したのがこのマニトウスインガー。
サスペンションがゆっくり動くときには上図真ん中の図のようにSPVが閉じてオイル通路を狭くし、しっかりとしたダンピングを発生させます。反対に一気に衝撃が加わったときには上図右のようにSPVが開き、オイル通路が増えてしなやかに作動させます。これで理想の動きが可能になるわけです!
そのマニトウスインガーSPVユニット。
エアスプリング、SPVプラットフォームバルブへの圧力設定(これでSPVの特性をセッティングする)、リバウンドダンピングがセッティングできます。
リアピボットレスの答えはこのブラックマジックシートステイ。実はカーボン製なんです。トレックの説明では最大40mmたわむと言うことです。このおかげでピボットレスでありながら矛盾を解消。
まるでF−1のシャーシみたい。
そのロッカーアームですが、03モデルと比べると質感が高くなりました。03は鋳造のような梨地ですが、このリキッド55は鍛造のようななめらかさです。更に切削部はシルバーと2トーンで高級感ありあり。ちょっとジェラシー。
メインピボット部。ここも質感高くなりました。03モデルではLIQUIDなんてかっこいい浮きだし文字はなかったのに....
メインピボットは当然ベアリング入り。
当然上側ロッカーアームリンクもベアリング入り。
カラーは梨地アルマイトブルー。で、TREK文字なんですがこれステッカーではなく、レーザーエッチングによるものです。パイプ表面のほんの数ミクロンをレーザーで溶かしてマーキングした物。
トレックの04上級MTBはこのタイプが多い。その訳はステッカーのように剥がれることが無く、しかも若干ながら軽量化できるということでした。
トレックってエアサス付きの自転車にはちゃんとサスペンション用ポンプが付いています。たいがい他社だとコストダウンのために付いていないのですが....
小さな事だけど結構重要なこと。

税込価格  LIQUID 55 \199,500を…
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