徒然日誌 2001年8月
8月3日(金)
水曜日に富士見パノラマスキー場へダウンヒル遊びに行ってきた。いやー、暑い暑い。一体どれだけの水分を補給したことだろう。
スーパードライのコンディション故砂利が出ていて滑る滑る、浮き砂利にタイヤをとられる。
それにしてもなんか私乗れてません。どうも私とバイクのコンビネーションはいまいちなのか?(機材のせいにしています)またしても乗れてない。アンカー2000年モデルFADAPはいつも乗るたびに感覚がリセットされて一からやり直しである。まー、サイズが私に合っていないって言うのもあるが。
それにしてもすごい埃であった。午後にBを一本行ったのだが(後は全てA)、まるで西部劇か?と思わせるような土埃で路面なんか全然読めない。みんな勢いだけで走っている。Aを走った後のBは速度感も慣れているので、結構なペースで右へ左へと切り返していけるのでかなり疲れますな。
さて、最後のゴンドラでは雨が降ってきてしまった。あんまり濡れたくないからさっさと下る。結局一番疲れている最後にノンストップで飛ばす羽目になった。でも適度に路面がしまったせいか一番タイヤがグリップした気がします。あ〜、疲れた....
8月4日(土)
私は目が悪い。最近は常にコンタクトレンズを使用している。普段は2週間タイプを使用し、スポーツするときやお泊まりの時などは使い捨てタイプと使い分けている。ここ3日ほど使い捨てタイプを使用していた。
さて、昨日コンタクトを外した後ゴミ箱に捨てた。寝る前に歯磨きをしていたらコンタクトレンズのクリーニングケースがパカッと開いて空になっていた。「あれ?今日は2週間タイプだったよな?」とふと思いごみ箱をあさると、紛れもない2週間タイプのコンタクトが捨てられていた。微妙に色が違うので使い捨てタイプとの違いは一目でわかるのです。
あー、やってもうた。14日使えるのにたった1日で捨ててしまった。とっても悔いが残った。
思い起こせば昔はハードコンタクトレンズを使用していた。で、スポーツするときにのみ使い捨てコンタクトを使用していた。で、ある時ハードコンタクトを外した私は不意に洗面所に流してしまった。あ゛〜、やってもうた。
うむむむ、進歩がない....
8月5日(日)
木曜日から本日日曜日まで、ここ福生市では七夕祭りというお祭りをやっていた。お祭りの終了時刻は21時、当店の閉店時刻も21時。閉店後雑用(というかこのホームページ作りが主)を終えて帰宅する頃には出店が終了し雑然としている。が、ゴミの凄いこと。
なんでみんなそこら辺にゴミを捨てるのだろう?自分の家にゴミを捨てられていたらさぞかし腹が立つだろう。にもかかわらずそこら辺にゴミを巻散らかすということは、身勝手か、精神的に子供か、そういうことをしてはいけないということを知らないバカか、のどれかだと思われる。
酒を飲んだり祭り事の時にはどういう訳だか気持ちが大きくなるようだ。ま、せっかくだから楽しくすごしたいものだが、最低限のマナーは守って欲しいと思う。
喫煙者の諸君、タバコを吸うならアッシュトレイを常備しよう。タバコを吸っている仕草ってなかなかカッコイイと思いますが、灰やら吸い殻を投げ捨てるのはかっこよくない。アホのように思えてしまう。残念ながら年輩者に多いようだ。
逆になにげにアッシュトレイを出してタバコを吸う仕草ってカッコイイと思う。ま、サイクリスト(死語)なら本来は肺に良くないタバコを吸うべきではないはずだけど。
以上、タバコを吸えない私であった。
8月6日(月)
昨日8月5日はオートバイのレース、鈴鹿8耐だった。ということに4日(土)の新聞のスポーツ欄で知った。元オートバイ少年の私としてはもちろん当日テレビでやるものと思っていた。が、民放はもちろん衛星、ケーブルテレビでも放送していなかった。世界に誇る日本のオートバイと日本人選手が大活躍しそれを日本でやるという、とても日本びいきなはずなのにどこもやらない。今朝の新聞によると勝ったのはもちろん日本車で、日本人選手は惜しくも2位とのこと。こんなに日本が活躍しているのに放映しない。オートバイってマイナーなのかな?それともメジャーすぎて興味わかないのかな?
もし、日本人の自転車乗りが世界で大活躍したらマスコミは取り上げてくれるのかな?自転車がもっともっとメジャーになれるようにがんばれ日本人選手、がんばれ日本車メーカー。
なお、トライアルの世界では日本人選手大活躍です。そんなトライアルの世界選手権が8月25日〜26日に岐阜県板取村で開催されます。
がんばれ日本人選手!
http://www.itadori-biketrial.com/
8月7日(火)
ここ最近試乗車君での通勤が楽しい。と以前も書いたかもしれない。ちょっとフルサスがギャップを上手に吸収してくれて楽しみながら通勤できる。通勤の行き帰りとも必ず階段下りを楽しんでいる。わざわざ遠回りして、しかも何往復かすることもある。しかしノートパソコンを背負っての階段下りはリスクが高い。と思いつつも毎日下りている。歩道橋大好き。
さて、本日は雨。でも霧雨程度だから試乗車君で通勤。で、いつもの階段。雨+ノートパソコン+ギャラリー(バス停に下りるので+自動車からの)というプレッシャーに耐えながら(というかこれが店までの一番近道で、かつ本日はいつものように遅刻ギリギリ。ここを通らざるを得ない)勢いに任せて階段下りる。というか、ぬかるんだ富士見でも横にさえ流れなければサスペンションがタイヤをグイッと押しつけて結構グリップする、ということを体験的に感じていたので行ってみた。ら、いい感じで下ってこれた。が、SPD+vansフラットソールはいただけない。タイヤはそこそこグリップするもののシューズがペダル上で滑る滑る。ちょっとビビッた。でもノートパソコンを背負っているから絶対にコケられないというリスクがあるからいけたのかな?
ゲレンデダウンヒルでのSPDもこの強迫観念を自分に言い聞かせれば恐怖感無くいけるのかな?
でもSPDとフラットペダル、どちらが有利なんでしょう?
というわけで、花の岡バス停階段(超ローカルですみません)、なかなか好きです。
8月9日(木)
うちの営業車ハイエース君は配達に、レースに、ダウンヒルにとせっせと走り回っている。買った当初は跳ねるリアの足まわりが気に入らず、ダンパーを替えたり他ちょっといじったりした。入れたダンパーはモンロー。乗用車ハイエースには社外品ダンパーがいくつかあるらしいのだが、営業車ハイエースにはなく、ようやく見つけてもらったのがモンローのやつ。替えたとたん純正より柔らかいのがわかった。ちょっとイメージと違った。
あれから数年、さすがにダンパーがへたってきた。下り勾配のちょっと曲がりつつうねっている路面で減速なんてシーンでは(しかも雨だったりしたら)かなり恐ろしかった。そしてお客様の自転車を配達するときにも過度の揺れは傷の原因にもなるし、自転車競技をやる所っていうのはだいたいお山の上が多かったりするので、嫌でも峠道を走らざるを得ない。DHの時も場合によっては柳沢峠越えをすることもあり、フラフラする車体は異様に神経を使い疲労の原因でもある。
というわけでダンパーを替えた。トヨタ純正。すごく良くなった。でもやっぱ基本は1BOX、重心が高いのでそれ以上を望むことはできません。
さて、自転車でもダンパーはへたる。へたるタイプには柔らかくなるのと異様に硬くなるタイプがある。自動車も自転車も同じ。
あくまでも”普通に使っていて”という前提の元で両者を考察すると、柔らかくなってしまうタイプはオイルが熱などにより化学変化を起こし粘度が下がってしまい柔らかくなってしまうらしい。逆に硬くなるタイプはサスペンションが摺動する事により微少にそれらが削れてカスになり、オイル通路をふさぎ異様にダンピングが強くなってしまう。
最近ばらしたフォークを思い浮かべながら分けてみると、MANIAやサイロSL、リアダンパー全般、テックインなど。硬くなってしまうタイプはMOBSそしてマルゾッキ全般。特にマルゾッキは頻繁なメンテが性能維持の秘訣です。
8月11日(土)
実は今月初めにDHに行ったときにAOK君のバイクに不具合が生じた。
彼と初めて走りに行ったときには荒削りな走りに皆驚き、何度もの転倒とクラッシュぶりにこれまた驚いたものだ。その後押さえる走りを身につけた彼は、破壊件数も転倒回数も減りこの間行ったときにはついに?無転倒にて帰ってこれた。が、バイクに不具合が生じてしまった。
その後メーカーと連絡を取り保証にて修理していただくことができた。高校生の彼にとっては胸をホットなで下ろしたであろう。
で思った。DHバイクはその使用方法及び使用場所等を考えると、とても保証範囲を厳密に決めづらいものと思われる。一応保証があっても何でもかんでも保証できるとは考えにくい物であるし、かと言って無保証と言うわけにもいかないであろう。
そんな物であるが、メーカーの迅速な対応により事なきを得ました。
いつも思うのだが、特にDHみたいなバイクは「世界に十数台の稀少車」なんてやつに手を出すと、万が一の時にサポートしてもらえるのだろうか?と不安である。稀少車っていうのはとっても魅力的ではあるが、ことDHという使用方法を考えると「何かあったときにすぐに対応してくれる」というのが一番ではないかと思う。100万円コースのDHマシンを組んでも、たった1回の転倒でディレイラーエンドを曲げてしまったとする。稀少車故にディレイラーエンドさえも入手が困難ということも考えられるだろうし、たった一個のそんな程度の部品がないだけでも走ることはできなくなってしまう。
DHバイクこそ「何かあったときにすぐにサポートしてくれるメーカー」が一番ではないかと思う。
ということを頭にインプットしておきながら雑誌のインプレなどを読んでいただけると良いかと思う。
今回の件に付きテックインさんには大変お世話になりました。深く感謝いたします。m(_
_)m
このご恩は「結果」という形でAOK君に成績を残させますのでよろしくお願いします。まずはジェイミスカップから。
8月15日(水)
13日に富士見パノラマまでダウンヒルに行ってきた。前日から雨と言うことで久々のウエットコンディション。しばらくずーっとドライだったせいで路面が削られているのでしょうか?根っこがかなり出ています。すべって怖い。1本目は皆さんちょっとビビリが入っていました。2本目からは体も慣れてきたせいかペースを上げられるものの、やはり根っこが滑る。間一髪という場面が何度かあった。し、目の前でTKGK君がコースアウトして地面と仲良くなっていたのを目の前で見た。午後にはKRDさんが根っこに引っかけてこれまた目の前で横たわっていた。突っ込みそうになった私はバイクを捨てて気にまとわりつき事なきを得た。
そんな中、TKGK君いい感じで走っております。今まで富士見はあまり好きじゃないと言っていたのが、ICKWさんにラインを教わってからすごく走りやすくなったとのことでそれを物にしようとしているようである。この間宣言していたが、ジェイミスカップで久々のレース復帰となるようである。
それとは反対にKRDさんは前回のパンク→転倒、そして今回の根っこ引っかけ転倒&リム曲げなど悪い印象を持ったまま終了となってしまったようだ。私もなんかまだ乗れていない....
8月20日(月)
土曜日のことでした。TKGK君からメールが。「岩岳でコソ練してます」だって。彼にとっては富士見より岩岳の方がホームグラウンドと言える。ここのところかなりやる気になっていたしついに「本気モード全開」なのかな?
その後何度かリアルタイムでメールのやりとりをしていると「スイングアームにクラックが....塗装割れならいいんだけど」とのメールが入った。同情したい気持ちはあるんだけど、あのバイクの塗装ってヒビが入るような剥がれ方じゃなく、ペロってむけちゃうような剥がれ方だし、たとえ塗装の割れだったとしてもそういう力が加わっている事には変わりはないのである。塗装が割れるほどの応力が。
昨日フレームを持ち込んできたので、本人の了解を得、塗装を剥がしてみる。ギャラリー(^^;のKRDさんとの会話では、リアの伸び側ダンピングをいじっては乗りを繰り返し、結局今までのポジションにしたんだけどなんか乗り味が違っていたとのこと。塗装を剥がしつつも「乗ってて違いが感じ取れちゃうくらいなら....」と私は嫌な予感。
で、予感的中。イッテマシタ。
そういえばこのバイクを買ったのも、それ以前に乗っていたリジッドのフレームにクラックが入ったからという理由からであった。思い出せばそれの前に乗っていたやつもシートチューブだかシートステイだかに思いっきりへこみを入れてフレーム曲げたっけ。
新進気鋭のAOK君並のクラッシャーだったりするのかな?TKGK君。
でもクラック確認のギャラリーをしていたKRDさんも部下のICKWさんに言わせるとパンク魔だったりする。
という私は転倒魔だったりするのかな。あー、上手になりたい。
8月21日(火)
K様、昨日は山梨県は富士吉田市と遠いところありがとうございました。
奥様に取り回しの良いMTBをとのことで、KHSのalite24(写真撮る前に売れてしまった)をご指名で、実車を見ていただきご購入くださりました。
allite24は実は2002モデルの先行発売機種で弊店でも入荷したばかりでした。コンパクトなフレーム+24”ホイール+前後ディスクというちょっと面白い仕様で62800円というお値打ち価格が気に入り仕入れた物ですが、組んでいる最中にもお客様からお褒めの言葉を頂戴しました。こういう自転車ってあんまりないです。
ご夫婦でダウンヒル、お気をつけて。
8月23日(木)
デマが流れた。
ジェイミスカップのDHに出場する”ヤツ”が、XC耐久にもチームを組んで出ることになりましたって言ってきた。どういう訳か私とFKSMがそのメンバーに入っている。しかももう1チームあり、そちらはDH後にKRDさんとICKWさんの組とのこと。「まぁいいかっ、たまにはコガなきゃね」と思い、出場してもいいよと返事をしたのは昨日のこと。その夕方ICKWさんから電話あり。「YMGC(私のこと)さん耐久出るんですか?」だって。色々聞いてみると私もICKW氏も他みんなも知らない間にXC耐久に出るという事になっていたらしい???
そう、”ヤツ”が流したデマだったのである。が、なぜかみんなその気になってきちゃって、この際せっかくだからロード組も誘っちゃえってメールを送ったらKMGT氏とNMK氏、IIZK氏から参戦してもいいよとのお返事。なんかみんなやる気になってきちゃった。
そんないきさつも知らずに、たまたま遊びに来たSKT氏もまわりの雰囲気で出ざるを得ない状況になり、もちろん参戦。走らないと言っていたHSMT氏も人数合わせのために?参戦することに。
あーあ、みんな勢いでやっちゃっている。結構つらいんだけどね、富士見の上りは。でも遊び感覚で楽しめるのがチーム耐久の面白いところ。初めは”やられた”と思ったものの、まわりの皆さんがこうやって着いてきてくれると、あとは”ノリ”で事が進んでしまった。今となってはヤツに感謝するしかないだろう。というわけでTKGK君、ありがとう!
8月26日(日)
昨日久々にAMN氏登場。氏とは開店当初らのお付き合いで、その昔日本一周などをされた方である。元々変わり種自転車がお好きなようで?当時としては珍しかった?MTBでや、ちょっと前では流行初めの折り畳み自転車、そして今回はリカンベントでの登場である。
リカンベントとは左写真(写りよくないなー)のような自転車であり、寝っころがって運転できる楽ちん自転車と言ってよいであろう。で、氏のリカンベントは普通にそこらで売っているやつじゃなくて、かなり凝った物である。おおざっぱにスペックを書き上げると、「油圧ディスクブレーキ付き超軽量18段変速リアサス折り畳みリカンベント」ってな感じでよいでしょうか?AMN氏?
もちろん試乗させていただきました。乗車姿勢は寝っころがって(そういえばシートはカーボン製であった)ちょこっと上に位置するペダルを蹴るという感じ。と言うか、座った位置よりちょっとだけペダルが上に着いているので、漕ぐと体がうまい具合にシートに押しつけられるという感じである。実はリカンベント体験は2度目で、初めて乗ったのは昨年のサイクルショーでの試乗であった。このときに「結構楽ちんでいいなー」と思った。でも公道で乗るのは初めて。なかなか快適でした。しかしコーナーリングなどは若干の慣れが必要かも知れません。ちょこっと乗っただけではわかりませんが、ハイスピードでのコーナーリングではハンドルを切るというか車体を倒し込む操作で曲がるのでしょうかね?ちょっと慣れが必要のような気がします。それよりも困ったのがまわりの視線。全ての人からの視線を感じる。たとえそこに小泉純一郎氏がいてもほとんどの視線を奪えると断言しても良さそうな目立ち度である。小心者の私にはきつかった。
そしてもう一つ困るのが安全性。車体が危ないとか、まわりの車から見えないとかそういうことじゃなくて、あまりに自分の視界が低いということである。身長180pの私の視界が子供の背丈くらいの視界になるわけである。しかも乗車姿勢は若干の上向きである。昨今の短いスカートをはいている女性とすれ違うたびに自分の視線があちらこちらにいってしまいそうで、よそ見している間に「ドカン」とぶつかってしまいそうなのである。
AMN氏の無事故を祈る。
8月30日(木)
寝込んだ。
月曜日から調子悪かった。火曜日はずーっと寝ていた。8時間寝ては数時間起きてまた8時間寝る。これを何回か繰り返した。自分でもよく寝るなと思った。いくら寝ても寝ることが出来てしまう。ここ数年具合が悪くなるとだいたいこんなもん。
思い起こせば十数年前、就職したばかりの頃や学生だった頃は具合が悪くても寝ていることが出来なかった。せっかく休んだのに寝ているなんてもったいなくてできなかった。体の具合が悪くて会社を休んで、だけど寝つけなくて、しかも時間がもったいなくて、当時長野県は岡谷市に住んでいたが、せっかくだからと思い不調な体を引きずって上高地までドライブしたことがある。そうしたらよけいに気分悪くなったっけ。しかもいつ止まるかも知れないいすゞ117クーペで。あーあ、若かったなー。こうやっておやぢになっていくんですね。しくしく。