徒然日誌    2001年11月

11月4日(日)
昨日久々に富士見パノラマスキー場に行って来た。夏休み以来である。しかもDHバイクは買われていってしまったので(TDKさん、是非DHデビューしてください)試乗車君でのDH。XCフルサスである。
imageさて、今回はKZKオート様のマイクロバスでのDHである。バスは便利、快適、そしてバスは目立つ。DHでは1BOXやステップワゴン系、イメージ的にアメ車のミニバン等が多いが、バスが来るとみんな振り向く。そういえばスコットのマルちゃんもバスで来ていますね。
しかし、KZKオートのバスは凄い。座席を半分取っ払って(それでも10人以上乗れる)後ろは荷室。DHバイクをそのまま横にして10台以上は積める。しかもリアは油圧ゲート付き。3日は午後から雨だったのだがそんなときもテントいらず。バスの中で着替えできるし、バイクを積むのもあっという間。私なんかタイムロスをなくすべく、行きの高速道路の移動中に着替えてスタンバっていました。(^^;
帰りはその日の出来事などを話し、まるで修学旅行気分です。
さて1本目を下ろうとまさにその時、WKYM氏登場。会社の同僚さんとDHとのこと。こちらは1本目だというのにこれから3本目とのこと。午後から雨と言うことなので午前中にかけていたそうな。しかも何本目かのゴンドラの中から激走しているWKYM氏発見。なんか今までのWKYM氏とは気迫が違う。どうやらカクタスカップでのデビューですっかりレーサーになってしまったようだ。レーサーWKYM氏なのだ。
さて午後から雨。昼食後結構降ってきたので3本、人によっては4本しか走れなかった。不完全燃焼ではある。
それにしてもガレ場は落ち葉が積もっていて怖いですね。さすがに皆さんペースを落としていたのでXCフルサスの試乗車君でも気持ちよく走れました。しかしKRD氏とFKSMは飛ばしていたそうな。ま、FKSMは年間200本下ってますから目つぶっていても走れるんだろうなー。
シーズン終了までにもう1回は行きたいな。

11月5日(月)
本日付けでURLが変わりました。やっと独自ドメインをとった。この間も書いたが、今までは自分の加入しているプロバイダの無料ホームページ領域を使ってやりくりしていた。だから使用できる領域も少なくあっちに飛んだり、こっちに飛んだりと管理している自分でさえもわけわからなくなっていた。それよりなにより長ったらしいURL故、人に教えるにも面倒であった。
が、今日からはOK。今後の管理も楽だゼ??
しかしファイルの移動作業は楽ではなかった。おかげで今日はほとんどパソコンの前に座っていました。明日はちゃんと手を汚す作業をします。

11月11日(日)
KZKオートのバスは10人+10台でも全く余裕。そりゃでかいからなー。しかし短大の友人であるFMHSの鈴木キャリー(旧規格車)も軽自動車サイズながら2名+4台(うちDHバイク2台)収納可とのこと。もう1台所有している日産エルグランドより使えるそうである。
さて、うちのカウンタック、5名+6台+屋根に1台OKである。もちろん5名分の荷物もOK。なかなか使える。うるさいのとちょっと遅いのがたまにきず。カウンタックで5人?そうです。うちのカウンタックは5人乗車OKです。
犬や猫に名前を付けるように車にも名前を付けただけです。試乗車君なんかいっつも試乗車君と呼んでいるので実は本名を忘れてしまっております(^^;
でもカウンタックは凄い。スーパーカー世代の男性はご存じでしょうが、自動車に興味のないうちの奥さんでさえもカウンタックは知っているとのこと。それだけ存在感と知名度があるんですね。もし大金持ちだったらフェラーリよりランボルギーニが欲しいな。
さて、うちの隣にはKIKさんという方が住んでおられる。KIK邸では犬を飼っているのだが私は勝手にその犬を「ドンちゃん」と呼んでいる。ちなみに何と名付けられているかは知らない。

11月13日(火)
〜本物〜
式場荘吉という方を知っていっらっしゃる方がどれくらいいるだろうか?知っている方はかなりの自動車マニアか、オヤジソーンに突入している方か、もしくはかなりの上流階級の方であろう。むかーし昔の第2回日本グランプリ(自動車レース)にて、今や神話となったスカイラインGTvsポルシェ904の死闘でポルシェを運転していた方である。と言うより”おおやんふぃふぃ”(字がわからない)の旦那さんであると書いた方がわかりやすいかもしれない。
さて、ある自動車雑誌に式場氏がベントレー(ロールスロイスの親戚みたいなものと考えていいと思う)の記事を書いていた。ほとんどの雑誌が「あたらしいやつはここがこうなった」とか「更に静かに、更に快適になった」とかそういう記事ばかりなのだが、氏の記事には全くそのようなことは書かれていなかった。書かれていたのはサービス(ここで言うサービスとは奉仕という意味)についてであった。
ウエイターのサービスに対するチップ制度とか、超一流ホテルやレストランでのサービスに対することで、肝心の車自体に関しては最後の10行くらいにしか書かれていなかった。
でもこれが「本物」の高級の世界で、「あれと比べて優れているとかここが劣っている」等と騒ぐのは、きっと本当の上流階級ではどうでも良いことなのだと思う。”金持ち喧嘩せず”ですから。
そういえば昔ロールスロイス(もちろんベントレーも)のエンジンは馬力表示がされていなかったらしい。Plentyとだけ書かれていたとか。なるほど。上流階級は優雅じゃなければならず、馬鹿っ速では優雅じゃないから優雅に走るには十分な出力と言うことなのだろう。
そういった観点から見るとセルシオとかベンツってのはスペックにこだわりすぎて本物の高級とは思えなくなってくる(買えないくせに出しゃばってすみません)。きっとロールスロイスやベントレーより静かで、快適で、速くて、信頼性も高いのだろうけど、本物が醸し出す優雅さはロールスロイスやベントレーとは次元が違うのであろうと思えてくる。それが本物なのでしょう。こうやって書いてくると我が家で所有している車(カウンタック君のことではない)もスペック至上主義で、コンプレックスの塊という気がしないでもない。ちょっと悲しい。
さて、自転車にも本物と偽物(上記を偽物と言っているわけではありません)があります。ただスポーツ車の場合道具としての”機能”を求められるので、歴史や格式ばかりを重んじてばかりはいられない。特にハイエンドモデルはなおさらである。いつもトップであるために最新の素材や技法、工法を使ったりして常にライバルより一歩先をいく、それを一流チームやライダーに先行使用させ市販に導く。これが本物の高級であると考える。戦うためのweaponだから。
本物の高級であり続けるためには様々なTry and errorがあるだろうし、未知の物や構造を試さなければならない。よってお金がかかる。だから本物は高いのであって、本物を買うと言うことはそのブランドを手に入れると言うことだけではなく、そのブランドの未来にも投資するということでもある。その点偽物は安い。マネするだけだから。どこかで見たことのあるサスペンション構造、どこかで見たことのあるフレーム工法、見覚えのあるカラーリング、AZONICみたいなステム、mrpみたいなチェーンデバイス、カーボンフォークが流行ればカーボンフォーク、カーボンバックが流行れば何でもかんでもカーボンバック等々。マネは簡単である。そして安く作れる。
だけどやっぱ違うんですよね、質感とか造りとか。
悲しいのは本物と偽物のコラボレーションから生まれた自転車。本物の元F-1ドライバー片山右京の名を語った自転車が偽物なこと。なんで片山右京なんて名を付けていながら偽物にOKだしたんだろう?とっても悲しいこと。もっと悲しいのは右京の名があるからきっとこれは良い物なんだろうと思って買ってしまった方。お気の毒です。
なんか無理矢理”本物”を自動車と自転車で結びつけてしまったけど、そうなんです、私も欲しいのです、本物が。だけど本物は高いんだよなー。これだけ語っておきながらもやっぱ高くて躊躇してしまう。でも欲しい、本物の○○バイク、○○E○。

蛇足ながら、たった1度だけロールスロイスに乗ったことがある。丸目4灯のちょっと旧いやつ。シートに座ったとたん、!!でした。まるでソファー。しかもそこらの家具屋さんで売っているようなソファーじゃなくて、漫画にでも出てきそうな”いかにも”って感じのふんわりとしたソファーでした。こんなんでいいの?と思ったが、優雅に運転するからサポート性がどうのこうのとか言わないのであれでいいのでしょう。また、天井がとても高かった。これもきっと貴族の方々がハットをかぶったまま乗れるようになっているのでしょう。
で、オーナー曰く、「この車後ろに座っちゃダメなんです、運転席がいいんです、ドライバーズカーなんです」とのこと。なんで?と聞いたら、ペダル類や各スイッチ類を操作した質感がとても高いとのこと。なるほど、プラスチックじゃなく本物の金属でできたスイッチは、確かに”スイッチを操作しました”と感じ取れるものであった。

なんか今回は(も)説教くさくてすみません。m(_ _)m

11月18日(日)
〜偽物〜
当店とお付き合いのあるあるところが偽物をリリースしているそうである。本人が言うんだからホントのことである。この方曰く「いやー、笑っちゃうけど私が作った自転車ってのがあって、それを売ってるのよ。今度お兄ちゃんにも見て欲しいんだよね」とのこと。個人的には凄く興味あります、ネタにはもってこいでしょうし。
この方、別段自転車に好んで乗る方ではなく、かといって技術系のスペシャリストでもない。要はただ単にあちらの国とかそういうところにコネクションでもあるのでしょうね。形だけありがちな前後サスペンション付きMTBで作ったのでしょうね。まー、女性的感覚から見て「こんなのだったら素敵だな」というノリで作ったんでしょう。そう、この自転車は女性が設計(というレベルの物ではない)した自転車なのである。designed by おねーちゃん なのである。
さて、そうとは知らずにこの自転車を買った方は悲惨である。まー、形に惚れて買ったのならともかく、手ごろな価格で買える前後サスペンション付きMTBと思って買った方は悲惨だ。だって動きとかペダリングロスとかそういう次元で設計されている自転車ではないから。単なる前後サスペンション付き自転車なだけですから。
でも実はこういうノリで作っている偽物って結構あるような気がする。偽物にもレベルがあって、もうちょっとマシな偽物(と言って良いのだろうか?)になると多少は考えてある。暴露してしまうと、あのショーは偽物市みたいなもの?色々なパーツメーカーやフレームメーカーがあって、そういうのが集まってショーを開いているのはアメリカのショーも日本のショーも同じ。が、このショーはビジネスを100%目的として行われているショーである。どういうことかと言うと色々なメーカーが「ウチはこんなのできるよ、こんなのがあるよ」と展示して、あのフレームとこのパーツを組み合わせてこんな感じで塗って、でそのメーカー(もはや作ってはいないからメーカーとは言えないが)のステッカーを貼って、はい、自社ブランド自転車の出来上がりというノリ。パンフレットを見せてもらったことがあるのだがその凄いこと。あれ?これどこかで見たぞ?あのメーカーの自転車じゃん。なんてヤツがあちらこちらに載っていた。なんか一気に夢から覚めてしまう複雑な気持ちになった。まー、フレームなりはフレームメーカーが考えているのだろうから(とも思えないお国柄だったりするのが不安だけど)さっきの事例よりはマシ。だけどそのブランドの技術者が試行錯誤して作った物ではなく、出来合いを集めてつくった程度の物。じつはこの手の物は非常に多く、皆さんがご存じのブランドでもこのノリで作られた物が結構あったりする。
本物って少ないなーと思う今日この頃である。

11月24日(土)
〜遠足〜
昨日は今年最後のDHへと富士見パノラマスキー場へと遠足に行って来た。今回は8名。またしてもKZKオート様からバス(と運転手)をお借りした。いやー、もういつもお世話になっているしこの際だから宣伝しちゃいます。
軽自動車から10トン車まで(?)点検整備、新車、中古車販売はお任せ。リフトはなんと7台(でしたっけ?)、キャリアカーもあるし、代車が豊富なのも整備に預ける身としてはとてもうれしいところ。しかもダウンヒラーが4名もいる整備工場なんてちょっとないです。八王子市犬目町高尾街道沿いKZKオートさんです。
さて、それにしてもこの日は何という暖かさ。この時期の富士見は下手すりゃ雪が降ってもおかしくないですが、プロテクターを着込むと暑いくらい。そして今回はKMGTさんが初DH。
まずはCコースから。気温は暖かくても地面には霜柱とかがあったりする。路面が硬いせいか結構腕にきます。次はBコースへ。やっぱCよりBは楽しいな。KMGTさんもBのほうが楽しそう。でAへ。Aはゆっくり行けばそれほど怖くもないし、丸太ジャンプは迂回できるしゴンドラ下ジャンプもゆっくり行けばなめるように走れる。でも高速ガレ場後のドロップオフとその後にある深いわだち(ケツわだちと呼んでます)は普通ビビルでしょう。私が説明しながらゆっくりと教えるべきなのですが、みんなと同じペースで走っちゃったからKMGTさん目の前に出てきたドロップオフにきっとビックリしたでしょう。だけどそこそこ走れる人ならば勢いで行っちゃった方が良いこともある。目から入った情報が脳で分析され、腕に命令を送るより速いスピードで走ってしまえば”乗れる人なら”それなりに反射的に対処して下りてしまう。そういうわけでKMGTさんも難なく下りてきた。以降ずーっとAばかり。もちろん私はDHバイクがないので試乗車君で。後でAOK君のバイクと取り替えっこ。ヤツはXCフルサスの試乗車君で右に左にとバイクを振り回しながら楽しんでいる。と、スーパーバンク手前の左コーナー、そう右のバーム状のところに引っかけて走るところ(最高速度が出るところ)でパンクしたようである。ズザーっと流しながら止まっておりました。登りっ返しのところでチューブ交換して彼はCコースへ。
そしてその日最後の1本。私たちはAを、KRDさんはBへ、そしてAOK君もKRDさんを追いかけるように鬼コギでBへ。しかし鬼コギでBへ消えていく人はじめてみました。その後途中で休んでいたらBを走っているはずのAOK君発見。パンクしてます(^^; しかもチェーンリングを思いっきり曲げてます。チェーンリングが内側に曲がっちゃってチェーンステイに干渉しちゃいます。なんとかチェーンリングを曲げてパンク修理して下ります。
というわけで今シーズンのDHは終了。今シーズンは特に大きな怪我につながることもなく無事終了しました。来期も楽しくDHしたいな。
なお、ヤツが1回目にパンクさせたチューブを先ほど修理したら7個所穴が空いていた....

11月27日(火)
11月11日の日誌に間違いがあるとの指摘を受けた、FMHSから。キャリーではなくエブリィだそうである。で、彼の言い分を引用してみます(引用了解済み)。
----以下引用----
さて我が家のゲレンデ超特急ですが、前にも言いました通り同じスズキでも「キャリー」ではなく「エブリー」です。(型式は同じで「DE51V」だったりする。)
imageBIKEの乗せ方も慣れてきて、10分も有ればGO!!です。添付写真では2台しか積んでいませんが、2台で荷台(しゃれではない)の約半分なのがお分かりでしょう。あと2台(計4台)は楽勝です。もちろん2人分の荷物と1.5リットルペットを数本入れられる大きさのクーラーBOXも積んで行きます。早く、楽に積みやすい様に固定用のフックを4箇所に付けました。更に固定しやすい様にこのOFFの間に改良を進めます。
また「軽自動車」の為、交通費もちょっとお安いです。横横(注:横浜横須賀道路のこと)・中央高速合わせて帰りのお風呂代2人分が出ます。燃費も良くて、「ソースカツ重定食」の半分くらい出るはずです。
問題は乗り心地と騒音です。前輪の真上に座っているので、路面からの突き上げが直に来ます。これは「眠気覚ましには丁度良い」と開き直ります。内装が無いに等しいので騒音もかなりのものです。まあこれも慣れちゃえばどうってこと(有るある)無いでしょう。
後はアルミホイルを履かせようと(もう入手済みなのだ!)思っております。

昔ノービスのライセンスを取ってオートバイのレーサー(TZなんかね)を軽バンに積んでサーキットに行くのに憧れていたものですが、今、同じBIKEでもMTB(レーサー??ちょっと語尾上がりに)を積んで暗いうちから出かけたりして、「こんなのも悪くないんじゃない?」と「にやっ」としている自分がそこにいます。(すぐ現実に戻って「遠いんだよな〜、ちぇっ。」って感じ。)

11月30日(金)
今まで通勤にも試乗車君を使っていた。階段下りるのが楽しいし、マニュアルの練習も(まだできない)やりやすいし。しかし先日の最後の富士見遠足でAOK君がチェーンリングを壊してくれたので久々に通勤君で通勤。通勤君とは言っても要はクロカンMTB。ハンドルは遠いし、もちろんサドルよりステムの方が低いです。更に一般のクロカンバイクよりかなり過激なポジションではあります。
さて、そんな通勤君に久々に乗るとコギが軽いのはもちろんだけど、XTRの良さを痛感した。通勤君はXTR、試乗車君はLX。LXだって実用上なんの不満もない良くできたパーツである。が、やっぱXTRはいい。何が良いってフロントディレイラーの変速性が違う。変速するのが楽しくなってしまう(ちょっとオーバーかな?)。ねっ、XTRユーザーの皆さん!
昔のシマノは外観の仕上げがちょっと違うくらいで(もちろんバラせば違うのですが)操作感にはたいして違いを感じることはなかった(除く旧デュラエース)。しかし今のシマノはたとえロワーグレードの物でもちゃんと変速するしブレーキも効く。だけどその質感(ここで言う質感とは操作感のこと)に差を感じることができるようになってきた。グレードの高いパーツは人間の感性に近い感覚で操作できるほどにまでなったのである。
そう思いませんか?XTRユーザーの皆さん、デュラエースユーザーの皆さん?

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