徒然日誌    2001年12月

12月1日(土)
〜ウイルス〜

−はじめに−
この日誌を書いている私のパソコンは感染しておりません。ご安心ください。

事の始まりは短大の友人HRからのメールであった。これはウイルスとは関係ないのであるが、携帯のワンギリが流行っているから注意してというメールであった。その晩、メールに書かれていた番号からの着信履歴があった。が、知らないところから電話がかかってきたからといってこちらから電話するほど私はお人好しではない。よって、引っかからずに事なきを得た。
で、本題。
数日後これまた短大時代の友人HOTTAから電話があった。ウイルス付きのメールを送ってしまったかもしれないだって。幸いにして彼からのメールは入っていなかった。
翌日、これまた短大の友人KENから電話。これまた短大の友人SSDからのメールは絶対開けずに削除することとのことである。困った短大ネットワークである。しかし重なるときには重なるなー。しかしこれまた幸いなことに私宛にはメールは届いていなかった、昨日までは。
さて、本日パソコンを立ち上げメーラーを起動したら「メールがきてるよ」というメッセージが。さすがにここのところ不気味な状態が続いているので、サーバーにアクセスしてどこの誰からメールがきているのか確認してから受信するようにしている。と、SSDからであった。ヤツはまわりへの迷惑を考え自分からメールを送ることは控えていたと聞いたので、直ったのかな?と思った。が、題名が「Re:e」、しかもサイズがでかい。なんか怪しい雰囲気がプンプン漂っている。念のためSSDに連絡とるも通じず。で、KENに電話したところ「それ絶対ヤバイよ」とのこと。怖いから受信せずにサーバー上にある状態で削除した。
その後これまた短大ネットワークのMYKさんからメールが。SSDからメールがきたけどウイルスに感染しているとのこと。受信する前にプロテクトかかって事なきを得たようである。ちなみにこのメール、私宛にきたのとほぼ同じ時刻であった。
さて、このウイルス、WORM_BADTRANS.B というウイルスだそうである。発見日が11月24日ということで新種のウイルスである。このウイルスの特徴を見ると、パソコン内のファイルを壊したりするものではないが、キー入力を記録するハッキング活動を行ったり、メールをどんどん送りつけてメールサーバーをパンクさせようとする悪いヤツである。
さて、このウイルス恐ろしいことに添付ファイルを実行させなくても、メールをプレビューするだけで感染してしまうとのこと。あー、受信しなくて良かった。しかもウイルスと言うより正確に言うと不正プログラムと呼ぶらしく、それ故ウイルス対策ソフトでは発見できないらしい。が、駆除ツールはあるらしいので、感染してしまった方はこちらへ。

というわけで一段落した?ようであるが、こうやって書いている間にも「メールがきてるよ」とメーラーが知らせにくる。やはり怖いのでサーバーに確認してから受信するわけであるが、これまた短大の友人FMHSからのメールだったりして、しかも彼は先日SSDからメールがきた際に、添付ファイルが開けないと助けを求めたらしい。開いちゃダメだって。っていうか閲覧した段階で終わりか....
で、ご親切にも「メール見ちゃったからFMHSからのメールも気をつけてね」なんてメールを送ってきた。コラコラ君からのメール見た時点でヤバイじゃん。
と言うわけで怖いからウイルスバスターかけました。ら、大丈夫だった。もちろん WORM_BADTRANS.B の駆除ツールもかけて念には念を押した。感染してませんでした。よかった。
それにしても悪いヤツってのはいっぱいいるもんだ。

12月3日(月)
〜見つかった〜
ほぼ1年前に私の愛車TREK Y22が盗まれた。1年も経つとさすがにそのこと自体を忘れてしまうこともあるが、しかしいつも頭のはしっこには忌まわしい思い出として残っていた。そのYが本日見つかった。ご協力を頂いた皆様方ありがとうございました。久々に昔の彼女に会ったような懐かしさです。思っていたより外観はきれいで、しかし私が施した改造は一部を除きほぼそのままの状態で見つかりました。けど、ちょっと複雑な気持ちではあります。と言うのも....
本日あるお客様がホイールが振れてしまったので見て欲しいと来店されました。で、バイクを見に行くとその傍らにはどう見ても私が乗っていたYが。ホイール修正を頼まれたお客様の友人が乗っていました。でもどう考えても私のYなのでそのまま警察に電話。しばらくしてお巡りさん到着。あれよあれよという間に6〜7人は来たでしょうか?ちょっと話をしたあと、そのままYに乗っていた方はパトカーに乗せられ警察に連れて行かれてしまいました。
普通だったらザマーミロと言いたいところですが、彼と話したら人から買ったとのことです。
なんでも売ったやつはベースに勤めているヤツで、麻薬をやったり悪いヤツだからベースをクビになりアメリカに強制送還されてしまったとのこと。半分ホントかな?と思いつつも半分ホントっぽい。お話ししているとかなりいい方でした。この方にしてみれば友人のバイクが調子悪くなったから自転車屋さんに寄ったら警察に捕まってしまったというわけ。破格の$500で買ったそうです。をいをい、改造費を含めると1/10で買ってるよ。
結局私も、この方も被害者な訳であって、どちらも悪いわけではありません。悪いのは盗ったヤツです。が、今やそいつは日本にはいません。結局このバイクは私の物なので私の手元に戻ってきました。が、買った方はお金は払ったけど何も残らなくなってしまったわけです。
なんかすごく複雑な気持ちで素直に喜べません。またしてもやるせなさが残りました。バイクを前にしてしばし何もできませんでした。
地球がもっと住みやすくなりますように。

12月11日(火)
〜ウイルス その後 第一章

これはウケねらいのフィクションではなく、ノンフィクションのドキュメントです。

あれは水曜日、12月5日TKGK君からの電話から始まった。
「もしもし、TKGKですけど、もしかしたら私から流したメールにウイルスが添付されているかもしれないから気をつけて」とのことであった。うわ〜、またかよ、と思いつつも実はもう見ちゃっていた。けどテキストメールだし、添付ファイルもなかったから大丈夫であった。が、念のため先日のウイルス騒動で使用した体験版のウイルスバスターをかけた。ら、大丈夫であった。あーよかった。
それにしてもここのところ物騒である。よって、万が一に備え製品版を買ってきた。早速インストール。インストール時におおざっぱにウイルスチェックをするそうで、でも何事もなく終了。よしよし、せっかくだからオンラインにて最新版にバージョンアップしよう!。やはりバージョンアップしているんですね、せっせとバージョンアップ作業が始まった。で、せっかくだからもう一度ウイルスチェック。結構時間かかるんで説明書でも読む。ふむふむ、一通り作業が終わったら救済ディスクというのを作るそうだ。なんでも悪いウイルスの場合システムのファイルを書き換えちゃうことがあるそうで、そんなやつにやられた際にシステムファイルを戻せるように、フロッピーに健康な状態のファイルを書き写しておくそうである。そうかそうか、じゃーウイルスチェックが終わったら早速救済ディスクを作らなくちゃ。とパソコンをのぞき込むと....なにやらメッセージが。終わった終わった、とフロッピーを用意していざ救済ディスクを作成しようとしたら・・・・
が〜ん、なんてこった、82個ものファイルにウイルスが発見されたとのこと。おいをい、まじかよ。しかも NIMDA.A だって。おいおい、あのニムダかよ....ちょっと焦る。でもこれは体験版とは違いウイルスを削除するだけではなく駆除できるのである。駆除すればやられたファイルも元に戻るのである。が・・・・
82個のうち半分の41個が駆除失敗。残り41個がウイルス名不明。よって隔離だと。かなり焦る。なんで?ニムダなんて最新じゃないウイルスだよ、なのになぜ駆除失敗??
いろいろ調べてみると、この手のウイルスは潜伏後活動するそうで、潜伏期間であれば駆除できるものの、活動しシステムのファイルを書き換えてしまったような状況では手の施しようがないそうである。そんなときのために活躍するのが救済ディスクなわけで、これから作成しようと思っていた私にはもう遅い。が、どうにもしょうがない、フォーマット&再インストールしなければならない。
そういえばここのところ起動時間が長かったりフリーズしちゃうことが多かった。みんなニムダのせいだったのか....

というわけで次回に続く。

なお、現在は復旧し健康体にて運営しております。また、メーラーにはoutlookは使用していないので感染メールは流してはいない(はず)し、感染したファイルも直接仕事に関わる物ではなかったのでこのホームページも安全です。一応念のために、一度サーバー上のファイルを全部削除し、再度アップしました。もちろんチェック済みのファイル達です。

12月16日(日)
〜ウイルス その後 第2章
それにしてもいつ、どこで感染したんだろう?特に怪しいサイトに接続した覚えはないし、変なメールを受け取った記憶も....あー、そういえばプライベートで使用しているメールアドレスに見ず知らずのところからいかにも怪しそうなメールがきていたっけ。その当時(第一回目のウイルス騒動の頃)は添付ファイルさえ開かなければ大丈夫と思っていた。で、怖い物見たさで受信してクリックしてみると、アルファベット4or5文字のほんとヤバそうなメールでした。こりゃヤバイと思って添付ファイルはもちろん開かずに、メールそのものを削除しました。このメールはhtmlだったからきっとその時点で感染してしまったのではないか?と今更ながらに思われます。
あーあ、きっとこれでしょう、引っかかってしまった。とにかくもう戻れない。フォーマット&インストールしかない。となると、今生きている財産(ファイル)を無傷のままCD-Rにでも書き写さなければならない。幸いにして重要なファイルには感染していなかったので(いや、ほんと助かった)今のうちに書き写さなきゃ。
しかし、私のメインマシンはノートなのであった。しかもB5サイズノート。CDとかは外付けです。で、CD&DVDならあるんだけど、CD-Rはありません。自宅のデスクトップにはCD-Rがあるので焼く場合にはそちらとLAN接続すればいいといつも思っていました。が、今回はそんなわけにはきません。LAN接続したら自宅機も感染するおそれがあります。自宅機は感染していないのを事前に調べておいたからこれ以上感染させるわけにはいきません。いやー、まいった。一応自宅機にもバックアップはとっといてあるのですが、最新ではないので最新状態をとっておきたいのは人情ってもの。なんとしても現在のノートにある遺産をCD-Rに焼きたい。とりあえず頼れそうな方に電話しまくり。近所のMRTさんにも電話。「うわー、大変なことになっちゃったね〜。俺もさ、自分のマシンが感染してないかと不安なんだよねー。だからあんまりメール出さないようにしているんだ」。はっはっは、お互い客商売で、お仕事でパソコンを使っているからその気持ちわかります。で、弟の人脈でなんとかCD-Rを借りることができ遺産を焼いて事なきを得ました。
あとは復旧のみ。焼き忘れはないか?ビクビクしながらしかし無駄に時間をかけることもできないので「え〜い、いってまえ」と心の中で叫びHDDフォーマット。ドキドキする瞬間です。もう後には戻れないから。
ま、後はマシン任せ。もちろん次回の万が一(ないことを祈りたいけど)に備えFDISKにてHDDを2つのドライブにパーティション区切る。で、OSはCドライブへ、アプリケーションはDドライブにインストールします。それにしてもメーカーマシンは腹が立つ。いらないソフトがてんこ盛りでインストールされたり、古いバージョンのソフトもイヤでもインストールされちゃうのでアンインストールの作業をしなければならない。面倒なメーラーの設定などは、自宅機の画面を見ながらそのまま同じことを書いちゃえばいいのでパソコンが2台あると楽です。でもやっぱ色々と面倒ですが。で、とりあえず使える状態になりました。それにしても復旧って時間がかかりますよね。
しかし、これではまだ話が終わらないのであった。

12月21日(金)
〜ウイルス その後 第3章
苦労した甲斐あって長年の垢がとれた感じというか元通りになったせいか作動が軽くなった気がする。まずはお世話になった方々にお礼メールを。と言ってもウイルスに感染したヤツからメールもらってもうれしくないでしょうから、ウイルス直ったとかそういう題名で送ります。その翌日MRTさんから返信がありました。しかしサーバーに見に行くと文字化けした怪しい題名が。でサイズもそこそこ大きい。明らかに怪しい。せっかく直ったパソコンがまたウイルス感染したらかなり悲しい。しかし、せっかく導入したウイルス駆除ソフトを試すには絶好のチャンス。かなり悩みながらも怖い物見たさで受信してみると、「このメールはウイルスに感染しています」と表示され、添付ファイルを削除したとメッセージが。やったー、ウイルス発見。ウイルス駆除ソフトに投資した効果を発揮できるととてもうれしい。しかも危険な部分はすでに削除されているので安心安心。おりの中の虎を見ているというか、ゴキブリホイホイに捕まったゴキちゃんを見ているというか絶対な安心に包まれている目の前の危険というのは不思議な感じ。きっと去勢したあとの行為っていうのも似たような感覚があるのでしょうか?とにかくうれしくて(人の不幸は密の味)何度も受信した。アホですな。
さて、大変なのはMRTさん、早速電話してウイルスに感染している旨お話しした。いま流行のというか私も感染しそうになった WORM_BADTRANCE.B です。数日前のジョークが本当のことになってしまった。もちろん当人は完璧に焦っているのが電話口でもわかります。のちほどワクチンを取りにくるということになりました。
なお、このときもMRTさんは私宛に返信した覚えはないとのことでした。で、メーラーはOUTLOOKとのこと。いやはや恐ろしいことです。
ということでウイルス騒動はおさまったのだが、まだまだ不幸は続くのであった。

12月25日(火)
〜災難 第一話
私のメインパソコンはノートである。で、自宅にはサブがデスクトップだったりする。普通逆ですね。両方ともウインドウズ98なのだが、最近自宅機をMeにバージョンアップした。重くなると思われたものの、意外や起動時間が短くなりなかなか快適。で、これに気をよくした私はいつかはノートもMeにしたいと思っていた。が、HDDの空きが少なく躊躇していた。けど、ぜーんぶフォーマットしちゃったので余計な物は入っていないしHDDの空きもあるのでいまがチャンスとばかりにMeをインストールした。ら....
重い....すっごく重い。私のノートはセレロン366MHz、メモリは128MB、しかし重い。し・か・も・パーティションに失敗してしまったようだ。Me入れたらCドライブの空き容量が一気に減ってしまった。で、HDDにスワップするとかなりヤバイ状態になってしまった。で、常駐ソフトも多いし、マルチタスク状態で使用していると....はっはっは、画面が真っ青になって”例の”メッセージが表示されます(^^; 初めの何回かはしょうがないと思っていたが、だんだんその頻度が高くなってきてついには完璧におかしくなってきてしまった。う〜・・・・やっぱダメでしょうか?またインストールですか?もう疲れました。でもやらざるを得ません。でも前回と違ってウイルスに感染しているわけではないので気分はいくらか楽。自宅機に全てバックアップしてからノートをフォーマットしてまたまたインストールすればよい。そしてまた元に戻せば良いんだもん。
と言うわけでまたまたフォーマット。今度はCドライブの領域をもうちょっと多めにとっておこう。

戻る