徒然日誌    2003年1月

1月5日(日)
あけましてあめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
と何事もなかったように書きつづるも、実は新年早々2日間も休んでしまった(でも自宅でパソコンで仕事した)。と言うのも毎年恒例(本当に毎年恒例だから困る。今年こそはと思ったのだが)風邪を引いてしまった。どういうわけか毎年新年早々風邪をひく。特に今年はひどかった。一昨日遊びまくったのがいけなかったのか、昨日は39度まで熱が上がった。
どうも私は基本的な体力がないのか風邪をひきやすく、一旦ひくと重度に陥る。ところが奥さんなんかはたいしたもので寝込むことはまずなく(私の場合必ずと言って良いほど寝込む)、だいたい翌日には治っている。うらやましい体質である。
普段偉そうなことを言っておきながら実は弱かったりする情けないやつと思う今日この頃である。

1月6日(月)
今シーズンはとっても雪の多い冬である。12月の初旬でさえ東京でも雪が降った。迷うことなくさっさと自動車のタイヤ交換をした私ではあった。そう、冬は万が一に備えて冬タイヤである。なんてことを昨年も書いた記憶がある。のは、過去に痛い思いをしたことがあるから。
もう10年くらい前かな、S13シルビアターボに乗っていた頃のこと、お仕事帰りに雪が降っていました。当時サーキット走りを楽しんでいたものだから降り始めの雪は楽しかった(ノーマルタイヤ)。どこでもドリフト。店からほんの数キロに住んでいた私はもちろん遠回りして帰った。などと楽しんでいるうちにちょっとヤバイくらいの降りになってきた。マズイことに私はちょっとだけ高さのあるところに住んでおり、自宅にたどり着くにはどうしても若干ながらの登りがあった。遠回りしてでも傾斜の緩やかな方面から帰ろうと思ったのだが、時すでに遅し、ほんのちょっとした登り(ローカル的に言うと滝山街道の油平から五日市線への登り)でどうにも上れず、哀れ大ひんしゅくモノ、真横になって止まってしまった。人間焦ると臨機応変に対応できなくなってしまうようで、自分の車線内で横になっちゃうと、なんとかして立て直して”ノボラナケレバ”と焦るばかり。が上れるわけはない、そのうち下ってきたパジェロの兄ちゃんに「邪魔なんだよ、さっさと下れよ」と怒鳴られる。あっそうか、下ればいいのか。ふと我に返り下る方向に舵を切ると案外素直に向きは変わった。あとはもう平坦な道を自宅方面に向かって行けるところまで行き、車を捨てて変えるしかなかった。
あのときにはまわりの方々に大変迷惑をかけてしまったと本当に罪深く思った。以降万全の状態が整っていないときには雪道に出ないよう心がけた。そしてスタッドレスタイヤを買ったとき、初めて4駆の車を買ったとき、雪が降ったら必ず”あの場所”に行った。そして心の中で「今度は大丈夫だよ」とつぶやくのであった。
人間なかなか”もしも”ということを考えられない。痛い思いをしないとわからない。これは子供も大人も同じ。いや、屁理屈を言わないだけ子供の方が素直かも。ところが痛い思いをしてもまだ懲りない輩もいて、そういう大人が多いような気がする。
つい3日前も結構な雪が降った。やはり痛い思いをしている人たちがいた。痛い思いをした人たちへ、同じ過ちは繰り返すなよ。
そしてまだ痛い思いをしていない方へ、雪降っても車乗るつもりならちゃんと準備しろよ。今だから私も言える、ノーマルタイヤで雪道走行、はっきり言って迷惑だ。そんな人たちのおかげで大渋滞だしノロノロ走行なんだから。

1月16日(木)
PHOTO BY TERU昨日雪上自転車を乗りに行ってきた。雪上自転車は各社固有の呼び方があり統一されていないが、ここは雪上自転車を広めたと言って過言ではないsunnに敬意を表し、以降スノースクートと書くことにする(っていうか、そのほうが雪上自転車なんて言うよりわかりやすいですね)。
実は今シーズンBSのスノースクート(BSではスノーバイクと呼んでいるが)を購入した。NGS君のジャイアント製(02モデル)とKMGT氏のsunnスノースクート(初期モデル)そしてBSの最新モデルの3台。以降違いをリポートするが、あくまでも初心者がそう思った程度に考えてください。
昨年までのフィーリングでは、非常に乗りやすいジャイアントと美味しいところがピンポイントなsunn(初期モデルです。最近のはまたちがうかも?)というイメージ。それにBSがどう食い込むかが期待された。
結論から言うとジャイアントとsunnのちょうどあいのこという感じだった。これは3人同意見。
改めて乗るとジャイアントはすごく乗りやすくわかりやすい。こうすればこうなるに違いないと思うとおりにやればだいたいその通りになる。スノースクートの楽しさを万人に味わってもらうには最適な1台と思われる。初めてダウンヒルをやる人にDHバイクってこういうのだよとわからせるには、サイクルワールドVSRに乗ればよいってのと近い物があると思う。
その反対がsunnのスノースクート。氏のモデルはフリースタイル系のstyleモデル。初めて滑ると曲がろうとしても曲がらない、何をどうやったらいいのかなかなか飲み込めない。しかしコツをつかんでエッジに乗ってギュインと曲がったときにはすごく「エッジに乗ってる」と感じさせてくれる。しかしそこがピンポイントで、その域を超えてしまうとそのまま雪煙を上げながら自爆。でも乗りこなす楽しみがある。
で、BSはホント両者の中間って感じ。はじめのうちは、なんとかやっているとそれなりに曲がれる。段々コツをつかんでくるとエッジに乗って曲がれるような感じになってくる。で、調子に乗っているとやっぱ倒しすぎて転倒が待っているのだが、「転倒するーっ」てとこでまず膝が接地する訳なんだけど、その状態でもちゃんとコントロールできる。だから立ち直れちゃう。この懐の深さにはビックリした。私はなんどもこれを味わった(けど何度も転倒もした。結局うまくはない)。気分は全盛期のフレディ・スペンサーかワイン・ガードナーかってとこ。膝擦りしながらグイグイいけます。
と言うわけで、次回はニーガードを装着していこう。
ちなみに私はダイネーゼのプロテクターをウエアの下に着てDHで使っているフルフェイスで滑ってました。だってスノースクートは危険だから。
この状態で滑っているとかなり暑くなる。スキーでいつも寒い思いをする方はプロテクターを着込むといいかも。夏のあの暑さを知っている方には想像付くでしょう。
なお、ジャイアントは02モデルだし、03は更に上級グレードも出ました。sunnも初期モデルなので現在の物とは乗り味が違うかもしれません。

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