徒然日誌 2003年10月
10月5日(日)
業界ではDHは下降気味と言われている。もう2〜3年くらい前から言われていたかと思う。率直な話しそうとも思えない。右肩上がりで伸びているとも思えないし、かといって減っているとも思えない。ただ単に業界の人間がそのように話し、そうするとこの業界に携わる人間も「減っている」と勝手に思いこんでいるのでは?と危惧する。
昨年だったかなぁ、WKYM氏がFJMPNRMで洗車しているときに「今日は過去最高の売り上げです」という一声を聞いたそうな。実はその時すでに「DHは下降気味」と色々な方から聞かされていた。でも実際はソフトを供給する側としては過去最高の売り上げを記録したそうです。まあ今年はどうだかわからないけど。ただ今年はあまりの悪天候にアウトドア系はインドア系にかなり客足を持っていかれたなどとテレビなどで報道していた。まあ今年はちょっと異常とも思える気候なので特例として数字を考えてもらえればなーと思ったりもする。実際はどうなのかは知らないけれど。
確かに去る方もいる。これは事実。いや、やりたいけど諸般の事情がある方もいらっしゃるであろう。しかし今目覚めた方々もいる。そしてカムバックしてくる方もいるであろう。そんな時にいつでも楽しめるフィールドを残しておきたいと思う今日この頃。
レースするならともかく、ファンライドDHなら速くったって遅くったって関係ない。速い人は速い人なりに、学習中の方は少しでもレベルアップできるようにそのフィールドを楽しめればいい。レースならともかく、速いから、速くないからでお互いを居づらい雰囲気にしないで欲しいと思う。共存することにより楽しめるフィールドが成長していってくれればなーと思う。
さて、この土、日は富士見パノラマスキー場にてカクタスカップが開催された。木曜日に会社をサボってコソ練に行ったTKGK君によると、DHクラスは昨年よりなんと150人も参加者が多いと聞きつけたそうな。
昨年たった1秒差で(でもその中になんと6人もいたそうな)予選突破できなかった彼としてはかなりショックだったらしい。今年は昨年以上にシビアになると。しかしセッティング、そしてコソ練にいそしんだ氏としてはなんとしてでも昨年のリベンジを果たしたいところであろう。
で、聞いた中間報告では今年は0.5秒差で....
う〜ん、やっぱレースは速さですね。速いヤツが偉い。
と言うわけで”いろんな意味を含めて”レベルアップにいそしんで欲しいと思う今日この頃です。
10月6日(月)
最近通勤路にちょっとした面白い道を見つけました。と言っても実はお店とは逆方向でちょっと遠回りをしなければならないんだけど。どんな感じかというと、たった数十メートル程度のシングルトラック。それだけ。
でもそれだけでも、通勤路でそういうところを見つけると遠回りでも楽しい。入り口にはちょっとした落差が。フロントから落とすか、それともジャンプしてそのまま着地するかとか、ゆっくり下るも良し、下り系ビデオのように(本人はそのつもり)バイクや体をアクティブに動かしながら下るも良し。毎日飽きちゃう単調な通勤路が楽しく感じられます。
ここは東京。しかしちょっと足を伸ばせばまあそれなりに楽しめるところはある。自転車乗りには案外悪くないところかもしれないなー。
10月21日(火)
先日ふと昔使っていた携帯電話を手にした。ら、軽い。
現在私が使用している携帯電話はカメラなどの機能はない、いわゆるi-modeの携帯電話。普段使っていて電話とメールさえできればいいと思っている。
以前使っていた携帯電話はメール機能もないやつ。しかし、軽い。持った瞬間にわかる軽さだ。
数年前まで携帯電話の進化は軽さと薄さと小ささの競い合いだったと思う。1グラムにしのぎを削って各社新製品を発表していた。から私はあえてストラップの類は付けない。軽量化にいそしんでいる技術者達の苦労を台無しにするから。
そんな私自身が初めて買った携帯電話もその当時圧倒的に小さく軽かった(と言っても200グラム)ものである。その後どんどん進化してどんどん小さく、軽く、薄くなっていき、100グラムを切ったときには感動した。というのはちょっと大げさか。
しかし人間なんてすぐに慣れちゃうもので、98グラムの携帯も普通に感じてくるともっと軽い物が欲しくなってくる。そんな消費者の期待を見透かしたかのようにより軽い物が出てきた。今の前のやつは80グラムくらいのやつかなー??
しかしi-modeの普及と共に大画面が良しとされ折り畳み電話が圧倒的になった。そして更なる付加価値を折り込んだカメラ付きが今や標準になってきた。けど私には不要。なんだけど、先日パンフレットをもらってきたらdocomoの全ての機種がカメラ付きになっていた。カメラがないのはらくらくフォンだけだった。
別にカメラが付いていても良いけど私の望みを叶えてくれる小さく、軽く、薄い携帯はないものか。今やみんな100グラムオーバー。
同じように最近の自動車は重すぎる。1トン切る自動車なんて、軽自動車とコンパクトカーの数機種のみ。ちょっとした車だとヘタすりゃ1500キロを軽く越える。最近流行の本格派っぽい外国産高額4WDなどは平気で2トン越えているそうな。
いつの間にやらこんなになっちゃったのかなぁ。思えば歴代フェアレディZのなかで一番カッコよいと思うS30型のZは1トンくらいだった。今で言えばビッツくらいか。そりゃビッツに2400cc積めば速いだろうなー。
技術って進歩しているのだろうか?
10月25日(土)
このあいだの休み、夕食にお好み焼きを作ると奥さんが言ったので食材を買い出しに行った。なんでも手頃に大手スーパーに行きがちだけど、なんとなく商店街に行ってみたかった。やっぱ魚は魚屋さんで、肉は肉屋さんで、野菜は八百屋さんで買ってみたかった。
で、とある街の商店街までわざわざ行った。
なんとなく疲れた感じの外観に、それほど賑わっていると思えない(なんて失礼ですが)ような感じではあった。けど、なんか懐かしいというか安心できるというか、ほのぼのとした感じではあった。
思えば幼少の頃、住んでいた団地内の商店街によく母と買い出しに行ったっけ。今でも鮮明に覚えているのは、商店街入り口にあった八百屋さんがいつも混んでいて、電灯の下にあるざるに売上金をどんどん入れていたこと。子供心に忙しそうだなぁと思ったものでした。
今時そんなところに売上金を入れていたらかなり危険だなと思う。と言うか、そんなことより昔はもっと穏やかに時が流れていた気がするなー。
今や、やたら数字ばかりを追いかけるご時世になっちゃって、売上高何%アップ、対前年比何%アップなど数字を追うことばかり。まあ昔も数字を追ってはいたんだろうけど、今ほどえげつなくはなかったと思う。今や数字を追うがあまり、良いものが売れるわけではなく、売れる物が良い物になってしまい、それ故に良いものを作るというより、売れる物を作るという物作りに変わってきてしまっているのがなんか悲しい。
11月1日(土)
昨日サイクルショーに行ってきました。いつもは事細かにあれこれ見るんだけど、今年はちょっと距離を置いて全体的な雰囲気をつかむように見ようと思ったのでした。けど、初めはいつものように仔細に観察してしまったりしたけど。
で、個人的に思ったことなんだけど、今年はパクリとブランド戦略ってのが記憶に残りました。
パクリは、あるメーカーが以前は独占的にやっていた物が特許が切れて?以降他メーカーのパクリまくりのえげつないこと。
初めての物にトライするときにはかなり大変だと思います。性能的な経験値もないし、専用部品も作らなきゃならないし、一番気になる市場が果たしてそれを受け止めてくれるかどうか....不安はつきないと思う。そういう今までにない物だからどうしても価格設定はちょっと高めになる。
ところがそれのパクリならそのような苦労はないし似たような機能を、似たような部品をコピーしまくりで作成すればよいのだから簡単。開発費もそれほどかからないだろうし、潜在的な市場もおおよそ推測は付く。ので、オリジナルより安い金額を付ければ市場には受け入れられる。残念ながら消費者の皆さんはどれがオリジナルなのか、どれがコピーなのかの判断は難しく、似たような機能であれば安いのを選ぶのは当然と言えば当然のことかもしれない。
まあオリジナルを作っていたメーカーも今まではそれで成功して儲けていたわけだから、いつまでもあぐらをかいていることなく企業努力をして消費者の方々に還元できるような物を作って頑張って欲しいものでもあるけれど。
そしてブランド。
我々が言う自転車ブランドとは、ブリヂストンであったり、ミヤタであったり、スペシャライズド、デ・ローザ、トレック等々、自転車メーカーを指すのが普通だけど、ここで言うブランドとは、あなたの着ている洋服や乗っている自動車、アウトドア用品など、自転車以外の分野で我々がよく知っているブランドのこと。最近この手のブランド商品が多くなってきた。けど、こと自転車に限って言えば名前だけ売れていて中身の伴わない物にしか見えない。
そもそもブランドって適度に世間に知れ渡るようになってきたら、そのブランドを使用する権利を与える商談会みたいのがあるんだって。で、「○×に関してはどこそこがその権利を得た」なんてことになり、みんなが知っている有名ブランドの靴なり、カバンなり、洋服、そして自転車もライセンス生産されるようだ。この手はそのブランドをイメージさせるような商品作りさえすればOKなようで、肝心な機能は二の次?のようでもある。
さて、そういうブランドの自転車で面白い物を見かけました。ある自動車ブランドの自転車なんだけど、その自動車が採用していると思われるサスペンションメーカーのステッカーが、その自転車の”リジッド”フォークに貼ってありました。
これってギャグなのかな?それとも....
TAKUYA、やる気満々の図 | くだる、くだる |
11月3日(月)
レースや遊びで遠征に行った帰り、ちょっとした峠道なんかを通ったりすると、「下ったら楽しいだろうなー」とか、「車とどっちが速いかな?」などと雑談したりすること多いですよね。
10月13日(祝)、富士見帰りのこの日も一宮御坂ICあたりから中央高速上り線は渋滞していた。ので、一宮御坂で高速を下り柳沢峠越えしたのであった。ローカルな話でごめんなさい。
もちろん車中では「卓也ぁ、頂上で降ろしてやるからおまえ下れよ」などとみんなで罵声を上げる。と、本人もついにはその気になっちゃって「おっしゃー!」とやる気満々になっちゃった。からにはやるってもんでしょ。
気温13度、コーナーによってはドライだったりウエットだったりのハーフウエット状態。はっきり言って難しいというか危ない。万が一があっては困るので大変躊躇したものの本人はやる気100%だし、きっとTAKUYAのことだから大丈夫だろうという何の根拠もない理由から決行。
暗くて路面が見えないだろうと後からハイビームで照らしてやるものの、その心配さにあらずでした。なぜって?それは照らしているところと、ヤツが走っているところでは全然違ったから。街灯も何もないほとんど真っ暗なところを、前走するKRD氏の車のテールを頼りに走る走る。というか、ツイスティなコーナーの速いこと速いこと。こう言っては何だけど前走するKRD氏、元ダートラでのKP使い。確かに車の中にはDHバイクが入っていたのでそんなには飛ばせないけど、ヘアピンであおられること。1BOXの私は完璧に遅れました。
ただ、DHタイヤではよほど抵抗が大きいと言うことがわかったのも事実。ヤツが思いっきりコギを入れても50キロオーバーあたりで空回りしてスピードはサチっちゃう。ロードではほとんど惰性だけで70キロは出るんだけどね。でも時速50キロでのマニュアルには恐れ入った。
走行後ヤツは「暗いしウエットだったからかなり抑えた」と言っていました。とてもそうとは思えなかったけどなー。
こんどは奥多摩周遊道路でバイクをあおりたいなんて言っております。それにしてもDHセッティングでよくやるよ。姿勢変化大きすぎでちょっと危険。でもオンロードDH、けっこう面白いかも。
11月9日(日)
昨日隣町で産業祭があった。地元の商店やら企業やらが集まっての展示会みたいなもの。
息子があるブースでくじ引きをしたところラジオが当たったらしい。喜んで帰ってきた息子であるが、ふと気付けば我が家で唯一ちゃんと聞くことのできるラジオであることに気付いた。
我が家にだってラジオはある。古いけど昔私が買いそろえたコンポだ。しかしチューナーが壊れているのかラジオを聴けない。CDラジカセも昨年あたりに買ったけど親父に売っちゃった。庭先には2台の車があるがどちらにもラジオは付いていない。
と言うわけで我が家で唯一視聴できるラジオである。が、イヤホンじゃないと聞けないタイプというオチもある。
11月17日(月)
先週あたりから体調が悪い。残念ながら基本的な体力はない方だから風邪をひくと結構重症になりやすいタイプ。しかし今回のはちょっと厄介。なんだかんだと仕事を休みお客様にはご迷惑をおかけしておりますm(_
_)m
しかし体調悪くて床に伏している自分を客観的に想像すると、最近体調を崩しぎみの我が父とオーバーラップしてしまいなんだか悲しい。親父を見ていると自分の数十年後を見ているようでとっても悲しい。いや、数十年後ではなくもっと近い将来かも???と思うともっと悲しい。
11月22日(土)
自動車に乗っていると高速道路とは縁が切れない。ので、有利に利用できるように高額ハイウエイカードを無理して購入していた。けど、半年くらい前に販売中止になり以降購入できない。が、ETCの前払い割引というのを利用すればほぼ同等の割引を受けることができるようであると知ったので、ハイウエイカードが無くなったらETCを装着しようと思っていた。
ETCを設置するのは手間だが、これにより割引を受けることができる他、最近増えてきたETCゲートを通ることで料金所渋滞を多少なりとも有利に?クリアできるかなと思っていた。が、....
渋滞続きの高速道路もしくは、淡々と走らざるを得ない高速道路での料金所からの加速は一種の快感でもある。ましてや隣がETCゲートだったりすると、ゼロ発進と助走付き加速では危険が伴うので基本はスロットル全開で速度差をなくすことで安全も確保できる。
それが楽しみでもあった。けど、ETCを設置しちゃうとゼロ発進が無くなるわけで高速道路の楽しみも一つ減る。と言うことに気付きETC装着を躊躇している。
それは別にしてなんでETCゲートなんか作ったんだろう?ハイウエイカード優先ゲートを作ればそんなに設備投資する必要も無かっただろうに。現実はハイカを出すと現金より処理に時間がかかるようでイライラする。
そういうわけでETC、どうしようかなぁ....
追記
もちろん料金所からいきなり急加速はしません。料金所の方に迷惑だから。普通に発進しています。