徒然日誌    2004年4月

4月11日(日)
先日奥さんの実家へ帰ったときのこと、夕食にお寿司が出た。
思えば子供の頃、お寿司なんて、よっぽどなんかあったときくらいじゃないと出てこない食べ物であった。しかし最近はスーパーでもパックに入って売っているし、回転寿司などのリーズナブルな物もあってすっかりありがたみを感じなくなった。
さて実家でのこと、頂いたお寿司はお寿司屋さんのお寿司。なんかこう、全然違う。肉感、味、口に入れたときの適度なシャリの硬さと口の中でほどよく崩れるにぎり。等と批評している私、高校生の頃小僧寿司みたいなところでアルバイトをしていた。にぎってもいた。なんてことはどうでもよいこと。
で、夕食ですから当然ビールも出ます。そう、ビール。発泡酒ではなくビール。
普段自宅では毎晩350ミリ入りの発泡酒を夕食時に飲んでいるが、この日は久々のビール。これがまたとってもおいしく感じた。
で、思った。やっぱ本物は違う。
今、スーパーや回転寿司などでお安くお寿司を買える。これはこれでおいしいとは思う。しかしお寿司屋さんのお寿司と比べると差は歴然。
同様に発泡酒も発表当初から比べると格段においしくはなったが、やはりビールと飲み比べると味は違う。
考えてみれば当然で、スーパーや回転寿司は寿司職人がにぎった寿司に遜色のない物を目指し、発泡酒はビールに近づこうとしている。どちらも限りなく本物に近づこうとしているが、本物にはなり得ず、越えることはできない。なぜならば本物ではないから。
でもこれって何もお寿司やビールに限ったことではないのでは?とも思った。
世の中の色々な物がお手軽にお手頃に購入できるようになったけど、そういう物は得てして本物ではなく、その風味を味わえる物ばかりではないかということ。やっぱ本物は本物であるが故にそれなりの歴史なり、材料なり、工法なり、テストなり、コストなり、販売方法なり、エンドユーザーなり、等々があっての本物であり、だからこそ決して割安ではないのは致し方ないこと。でも本物を味わうと本物と本物でない物の違いを実感し、本物のありがたみを更に実感できる。
一番気の毒なのは本物を知らずに”みたいな物”を本物と同じと思ってしまうことかもしれない。
等と相変わらずグタグタと書き連ねているけれど、自分なりに決心したのである。
毎日の発泡酒をやめて一日おきのビールにしようと。
ま、それだけのことなんですけどね(^^ゞ
その方がおいしいビールを味わえるし、発泡酒に比べて単価の高いビールではあるが、月当たりで見ると数量は減るわけだから出費も減る。
と言うわけで一日おきのアルコールにした。つもりなんだけど、今はまだ冷蔵庫には買いだめした発泡酒が入っているので決断が揺らいでいるという情けない事実。
ま、いきなり一日おきでは自分に苦しいので、大きな金額の物が売れた日や、すごく忙しかった日などは自分へのご褒美と言うことでビールOKデイということにしよう。
そんなわけで、先日はYSDさんのおかげでおいしいビールを頂けました。ごちそうさまでした。

4月24日(土)
先日弟にビデオの録画予約を頼んだ。弟が予約しようとしたらビデオの日付が点滅していて、日付設定をうながしていたそうだ。停電でもあったのかと思いきや、なんとビデオのカレンダーが2003年までしか対応していなかったということであった。
このビデオ、私が最初の会社を退職直後に買った物で、おそらく今から20年近く前の物である。そっかー、もう20年ちかくも経つのかぁ....会社の寮を出て、アパートで一人暮らしを始める頃だから、一緒にガス台や室内照明なども買ったんだっけ....としみじみ思いつつも、よくぞ容易に壊れると言われているビデオが20年ちかくももったものだとも思う。ま、一度壊れて修理に出したけど。
それにしてもたった20年分のカレンダーしか用意されていないと言うのも驚きで(それだけあれば十分か?)、おそらくそれ以前に壊れるものとして設計されていたのかな??
ま、録画の方は日付と曜日が合うような西暦に合わせてセットしてくれたようで、ちゃんと録画されていたのでホッとしました。
それにしてもこのビデオ、当時S-VHSが出た頃のもので、スペックに左右されやすい私としては当然S-VHSを買ったのである。たしか18万?くらいしたと記憶している。今では1万程度で買えてしまうのだからこれまた驚きである。
18万と言えば中学生の頃、友人宅にその頃出たばかりのソニーベータマックスのビデオがあった。初めてみたビデオであった。これが当時18万だったと思う。。今から25年くらい前の話し。
このビデオ昔懐かしい回すタイプのチャンネルで選曲し、再生や録画、早送りなどのボタンは指でしっかり押さないとならないタイプ。当然リモコンなんてない。カウンターはデジタルなんかあるわけなく、ちょっと前の自動車のように(と言っても若い方にはわからないかも)数字が書かれたドラムが回るやつ。
なんて書いていると、俺も年取ったなぁと思ってしまう今日この頃。

4月25日(日)
”20年近く前”ではなかった。”15年くらい前”だった。たったそれだけのことかもしれないけどこの差は大きい。かな?
ま、どちらにしろ十分むか〜しのことなのが悲しい。

5月3日(月)
4月29日には、もてぎにてロードレースがありロード組はそれに参加。じゃーってんでMTB組は富士見に行ってきました。半年ぶりのDH、急遽DHバイクを整備しいざ出陣。
今回はシーズン初めでもあり、初めての方もいたのでまずはCコースから。普段も乗っているTREK LIQUIDにて出発。シーズン初めだけあってコースはなめらかなものの、大きな石があちらこちらにあるのはご愛敬。もう一本Cを走って次はB。当然次はA。
ここでバイクを乗り換える。昨シーズンに引き続きGT DH-i。しかし昨シーズン装着していたフォークがどうにもセッティングが決まらず....どころか怖いくらいの状態だった(卓也に乗せても「おっかねー」と言われた)ので少しずつ煮詰めていき、少しずつ良くはなってきていた。けど、半年もインターバルがあると頭も体もリセットされてしまうのが残念。とは言うものの、昨年のデータから「こんなものだろう」と思える仕様にして臨んだのでした。
結果、なかなかに良い。文句なしとは言えないものの、昨年のうやむやから開放された感じ。あとは小変更で行けそうな感じ。
と、それなりの手応えを感じたのは収穫。しかし同じバイクに乗るKRD氏に煽られたのはちょっと(いや、かなり)悔しい。当然エリート卓也なんかあっという間に見えなくなってしまう。
そして1年のブランクを全く感じさせないKBYS氏の走りにもビックリ。さすがに卓也と同じ血が流れている。そう、KBYS氏は卓也と血縁関係なのである。
しかしこの日一番堪能したのはYSD氏かもしれない。先日きれいなロードバイクを購入してくださり、こんどロード組と奥多摩周遊に初挑戦と気分はロードに傾きつつあったのに、ICKW氏のDHバイクで初のAコースを走ったら....「Aって楽しい!」を連発。早速次はいつ行くの?とお誘いメールまできた。氏は両刀遣いになるに違いない。
そして初富士見のKJU氏、リジッドバイクでタイヤはいわゆるセミスリックと呼ばれるパナレーサーのマッハSSで走るとは恐ろしい。しかもそこそこのペースで走っちゃうんだからたまげた。

ま、この日は暑くもなく寒くもなく、路面コンディションもマッドではなくガレガレのドライでもなく、行きの高速は一部で渋滞があったものの、帰りは渋滞無しで最高の一日だったかもしれない。
しかし私は風邪ひいて今も体調最悪。無理矢理パソコンに向かってキーボードを叩いているのであった。

5月14日(金)
自動車整備工場にお勤めのKRD氏曰く「車を擦ったとき、男はヤバイと思ってバックするけど、女はそのままいっちゃう」とおっしゃっていた。まあ、あくまでもそういう傾向にあると言うだけで、全ての男性や女性がこれに当てはまるというわけではない。
で、うちの奥さんに聞いてみた。ら....
「ちゃんと下がった」と言っていた。
それなのに、それなのに、なんてバンパーがちぎれるんだ....

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