徒然日誌    2005年2月

2月4日(金)
今、弊店には同じ色のクラインが4台も集まってしまった。
販売用、修理、グレードアップ等々。せっかく集まったから集合写真を撮ってみた。
ま、それはいいんだけど、きれいなブルーリニアフェードのバイクがこれだけ揃うと壮観。なんだけど、せっかくだから違う色のやつが揃えばもっときれいだろうなー(もちろんブルーもきれいですが)と思ったりもしてしまう。
それにしてもクラインオーナーの方はこだわりも多い。こだわらせる価値のあるバイクなんだろうなーと思う今日この頃。


2月6日(日)
自転車乗りなら一度は考えたことのある(そんなわけない)トヨタハイエース、弊店でも1年ちょっと前までは乗っていたし、その前の車もハイエースだった。が、新宿の高〜いところで都の指揮を執っているおっさんのおかげで買い換えざるを得なくなり、今は乗用ガソリン車。しかし似たような外観でもプロ用と民生用とでは「積む」という目的に対し明らかに違いが生じる。
昨年そのハイエースがフルモデルチェンジした。内装ばかりに凝った民生用に閉口しているところへビッグニュースなわけで、パンフレットを手に入れたわけである。まあ、そう易々と買えるはずもないけど。
で、パンフレット見てびっくり、高い!
前の型のハイエースは確か130万くらいからあったと記憶しているのだが、今度のは170万くらいから。しかも4ナンバーでありながら一般ユースでも使えるようなグレードになると250万、4駆だとほぼ300万である。ずいぶんお高い商業車である。まあもちろんそれなりに良くはなっているのだろうと期待したいところだが、どうやら売れていることにツケ上がって値上げしているとしか思えない。
ドアが幅広くなったとか安全性が上がったというのはよいこと。そしてロング4駆の最小回転半径が小さくなったのは評価に値することである。実際前の型の4駆はハンドル切れなくて苦労したし。
だけど前の型はバンとワゴンで脚周りが違っていた。方やリーフ、方やコイル。しかし今度のは共通。そして前の型には低床というモデルがあった。これはタイヤハウスの出っ張りをなくすために(自転車積むとかなり邪魔ですよね)タイヤを思いっきり小さく、幅広くしたモデルがあった。今でも忘れない(弊店で使っていました)235-50R-13.5という専用サイズであった。なんだよ、13.5って??ま、それだけ志の高い車であった。が、今度のは低床という名はあってもタイヤハウスの上に板を敷いて平らにしただけ。志低い。だいたいこれじゃ低床じゃないよ。
というわけでしらけてしまった。
ところでハイエース、実際その人気はハンパじゃない。嘘だと思ったら是非明日対向してくる自動車の車種をカウントして欲しい。一番多いのはカローラでもフィットでもなくハイエースである。それも圧倒的な差で。それだけプロの方々や遊び上手な方々に支持されているのである。それなのに、それなのに・・・・


2月12日(土)
先日テレビを見ていたら、長野県で「雪道お助け隊」なる組織が発足したとのことをレポートしていた。ホームページで検索してみると
・タイヤチェーン装着のアドバイス
・ジャッキなどの工具貸し出し
・路面状況に応じたドラテクのアドバイス
・道路情報
・観光施設紹介
などを全て無料で行っていると書かれていた。
が、テレビの内容では観光客減少の歯止めをかけるためタイヤチェーンの装着を無料で行っていると紹介されていた。アドバイスなどとは一言も言っていなかった。
実際放送された内容では、いかにも風な小僧達が「来るの遅いよぉ、もっと早く来てくれなきゃ」などとほざいていた。このクソガキ・・・・と思いつつも、これは視聴者向けの過剰サービス(後日解説します)かなと自分をなだめ、しかしTVレポーターが「お助け隊」の方にインタビューしたところ「お昼過ぎまで休む間もない」とおっしゃっていた。
たしかに”お客様第一主義”として考えると素晴らしいアイデアだが、タダだからと言ってそれに頼りっきりの客はどうだろう?と思った。
日常と違うことをやろうとすればそれなりのリスクは生じるはず。そのリスクというのはあくまでも個人に生じるわけであって、人に助けてもらおうなんて頭っから考えている方がおかしい。もちろん助け合いの精神は大切だと思う。しかしリスクを背負うにも関わらずなんの知識も準備もしてこないようなヤツを助けてやる必要はないと思う。
例えば雪道でスリップしている車があったとする。その車がスタッドレスなりチェーンなりを装着しているのであれば私は進んで助けようと思う。しかしノーマルタイヤでスリップして困っているようなヤツは助けない。このようなヤツは「あわよくば行けるかも」というスケベ心があるわけで、それは個人の勝手な思い過ごしであって世の中そう甘くはないというのを思い知るべきである。
蛇足ながら本来サービスというのはタダではないというのも日本人に教え込むべきだと思う。サービスをしてもらうことによってその代償を支払うわけで、それこそがチップなわけだし、だからこそサービス業というのも存在するわけである。良いサービスが受けられたと思えばその分チップをはずめばいいわけだし、そうすることによりサービスを提供する側はもっと良いサービスを提供しようと思うわけである。そうやってプロフェッショナルは育っていくのだと思う。
けど、これも日本風に「お客様第一主義」で無料サービスを行うことで顧客を呼び・・・・ということになっていき、客はそれに甘えがちになってやしないだろうか?で、それがクセになり困ったときにも「きっと誰かが助けてくれるさ」と "own lisk" を考えなくなってきてないだろうか?というのは考えすぎ???
というわけで、自転車でちょっと遠くへというときにはせめてポンプ、スペアチューブ、パンク修理セットくらいは持っていきましょう。暑い時期ならボトルも必須。


2月14日(月)
視聴者向けの過剰サービスとは?
そういう業界に勤めている友人から聞いたことなのだが、いわゆる「ヤラセ」ってやつは当の制作側からするとあまり気にしていないこととのこと。どういうことかというと、テレビ番組だって客商売なのでお客様に喜んでいただかねばならないわけです。喜んでいただくためにはわかりやすく説明するために演技をしたり、多少脚色することだってあるわけでそれは日常茶飯事なんだそうです。で、その脚色が度を過ぎていたりとか、そういうことをやっているところをスッパ抜かれたりすると、それは「ヤラセ」ということで世間に叩かれるということだそうです。
よって、テレビで事実を伝えているのはニュースと天気予報くらいだよとも言われました。
なんかわかるような、わからないような複雑な心境。
以上聞いた話。


2月20日(日)
弊店のお客様、TKYM氏の父上殿はホンダのゴールドウイングというオートバイを所有されているそうだ。話を聞いて驚いたのだが、このオートバイ、排気量1800ccもあるそうだ。私が所有しているオートバイもビッグバイクと言われるオートバイではあるがこれと比べると排気量半分でしかない。きっとすごいトルクなんだろうなぁ。
先日FKSMがBuellというオートバイに乗ってこられ試乗させていただいた。これもツインで1200ccもあるらしくさすがにトルクフル。変速しても加速感に変化なし。とは言うものの1800の前では影も薄い?
ま、排気量がでかけりゃ偉いってわけでもないんですけどね。それにしてもうちの軽よりみんなデカイ。


2月23日(水)
そんなTKYM氏の父上殿、なんと東京オリンピックの自転車ロードレースで先導の白バイを運転されていたそうな。東京オリンピックのロードコースは弊店から近いので(特に急な上り坂)妙に興奮というか親近感を感じたりする。
と言うわけでTKYM氏、おニューのその目立つロードで是非オリンピックコースを制覇していただきたいものであります。


2月25日(金)
息子がインフルエンザにかかった。最近ちょっと生意気になってきて、つまらない冗談さえも言うようになった子供が寝床でずーっと横になっているのを見ると何だかとっても気の毒。元気をつけてもらわねばと思い「何か食べたい物はある?」と聞いたら「フォワグラ」と答えた。
んなもんあるわけないだろうが!


2月26日(土)
息子にとってはよほどおいしく感じたのでしょう、フォワグラ。けどそんなに食べたことはありませんし、経済的にそんなに食べられるわけでもない。が、確かにおいしかった。私もそう思った。でね、これが1000円で食べられちゃうんですよ。どこで食べられるのかというと、千葉。
千葉駅から徒歩5分程度、千葉都市モノレールの線路沿い半地下にある「ステラ・マリス」さん。
yahooでステラマリス 千葉で検索すると、トップにぐるなびで紹介されています。
カジュアルなイタリアンというかフレンチレストラン。メニューを見ると確かにフォワグラのソテーが1000円以下で食べられるでしょ。この値段でフォワグラが食べられるのならと思い注文。息子は「このふわふわのお肉(本当は肉じゃないけど)、すっごくおいしい」とご機嫌であった。
もちろん他にもパスタ、ピザ、サラダなども頂いた。当然食後にはデザート。私甘党です。
どれもこれもすっごくおいしかった。こう見えても私、グルメな方だと思っております。パン屋さん巡りとかも好きですし。
で、ステラ・マリスさんの料理はどれもおいしかった。私も奥さんも息子も大満足。
で、ここまで褒めちぎっておいて後から言うのも何だけど、実はここのオーナーは私の従兄弟だったりします。だからと言って嘘、偽りはありません。感じたままに書きました。
と言うわけで是非機会ありましたら行ってみてください。
「遊輪館のホームページを見て来た」と言えば、なにかサービスしてくれる”かも”しれません。そのようには話をとりつけていないので”カモ”です。説得してみてください(^^;
それにしてもフォワグラときてカモでしめたか。なかなかお後がよろしいようで。


2月27日(日)
インフルエンザで学級閉鎖が流行っている。不純な父としては学級閉鎖を期待していた。私のような仕事では土、日は休みづらく、家族と丸1日遊ぶなんてことはめったにできないから。もし学級閉鎖にでもなったら、しかも私の休みと重なったりしたら、そりゃ遊びに行くチャンス。
と、頭に描いていたら息子のクラスが学級閉鎖になった。が、息子がその原因を作る一人になるとは。
遊びに行けないじゃん。
不純な父は思うのであった。


2月28日(月)
そんな息子が寝言を言っていた。「眠れない」って。


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