徒然日誌 2007年6〜7月
6月4日(月)
ここ数ヶ月、オークション等で入手したと思われるフレームや自転車の作業をすることが何度もあった。中には問題のない物もあったけど、多くは何かしらの不具合があった。
ひどいのはネットショップから購入したというある自転車。この自転車はフルサスでBBがあたかもフローティングしているような…と言えば、わかる方にはわかるであろうMTB。購入された方はやたらチェーンが外れるので診てほしいと弊店にこられた。
そういう構造になっているBBですからこれがちゃんとしていないとギア調整もできません。が、ギア調整済みと言うことで購入されたらしいけど、この自転車BB部がガタガタで明らかにおかしい。こういうのはガタを調整するだけではなく、なぜガタが生じたのかをチェックするためにバラしてクリーニングして再度取り付けなければならない。
頭の中でおおよその金額を計算する。結構かかってしまいそう。なのであまりやりたくない。
と言うのもいくら安く買ったとは言え正常に乗れるようにするのにある程度の整備代がかかるとなると、買った本人は安く買ったメリットがなくなるわけで、でも私が悪いわけでも何でもないのになんだか逆恨みされそうで気が進まない。
なんだかんだで承ることになり、バラしてみると案の定…という始末。結局それなりの整備代がかかった。しかし悪いのは私ではない。
弊店では通販をやっていないし、私自身利用しないのでよくわからないが、オークション等に売りに出すっていうのは「純粋に不要になったから」という理由だけでなく、「面倒なことになっちゃったから手放す」というのもあると思う。しかしネットでのオークションではノークレーム、ノーリターンがほぼルールになっている。自分の評価を下げたくないからある程度現状は話す。、しかし核心については黙りを決めて、相手が気がつなかきゃラッキー、気が付いても「そこまで詳しくはわからないので…」で逃げというのはよくあるのではないか?
また通販で購入した場合、なぜか皆さん安く買ったことを自慢げに話す。安く買う事って自慢になるのか?賢く買う、賢く使う方が自慢になるのではないでしょうか?
更にほとんどの方がオークション等で購入したことを話さない。けど何となくわかるんだけどね。いざ作業を行って不具合が出た場合それをお客様に話すと「実は…」とようやく入手先を話す。
見ず知らずの人からどういう使い方をされたかわからない物を購入するというのは非常にリスクの高い物である。
そういうわけでそのような方法で入手した自転車、パーツの作業はやりたくない。くどいようですがそれなりの整備代がかかることもあり得るし、場合によっては作業不能(過去にあった)なこともあり得るので。そのような場合でもこちらとしてはそれなりの時間を費やしているので整備代を請求させていただくことになります。
なお自店で購入した自転車以外の整備お断りと言っているわけではないのでお間違えなきようお願いします。
6月12日(火)
いやー、ほんとマズイ。全然更新ができていない。これではつまらないホームページがより一層つまらなくなってしまう。
まぁそんなこんなでここのところずーっと忙しく、家に帰っては寝るばかり、休みの日にもお仕事したりと奥さんには大変ご迷惑をおかけしております。土、日は息子は学校が休みでも私はお仕事なので。
そういうわけで帰りが遅いのはしょっちゅうで、もちろんまだ0歳児の娘は既に眠っている。朝は顔を合わすことがあってもあやすことのできるのはほんの10分程度。そんなわけで娘は私の顔を見ても愛想笑いをするだけで母親を追うようになってきた。まぁ仕方ないと言えば仕方ないがなんだかちょっと悲しい。
そうそう、仕事のサブ用にパソコンを買ったのだが一度開梱しただけでまた箱にしまってしまった。あれから約2週間、既に型遅れになっちゃったみたい…
6月19日(火)
昨日卓也スクールを開催してもらった。実は2回目で、前回好評だったのでその続き。
僕らは幼少の頃、補助無し自転車を乗れるようになってから自転車の練習は卒業と思ってはいないだろうか。
補助無し自転車が乗れればいっぱしの自転車乗り、あとはその延長上。特に自転車に興味のない人ならもうそれ以上求めないだろうし、自転車に興味を持つようでも例えばロードなら脚力作りがメインの練習になるだろうし、MTBでもXCならとにかく山遊びをメインとしたトレール遊びや、下り系ならゲレンデへ行って自分なりきに走る。もう自転車に乗れるからあえて教えてもらおうなんて思いはしない。というか乗れるのにわざわざお金を払ってまで教えてもらおうなんて考えがつかないかもしれない。
しかし卓也から「やってみましょうよ」と背中を押された感じでやったのが第1回。
ちゃんと教えたいから少人数制にして欲しいということでみっちりと教わった。ら、次はいつやるの?と、うれしい声。そんなわけで昨日第2回目。
しかし予想に反し前回の倍くらいの人数が集まってしまった。ちょっと私の段取りが悪かったこともあり卓也もてんてこ舞い。果たしてうまく皆さんに伝わったのだろうかと不安だったものの、またしても「次はいつやるの?」のうれしいリクエスト。
そうかぁ、みんな上手になりたいんだなぁと実感したのでした。
実は第1回目の時、思いのほか人が集まらなかったらどうしよう、卓也の面目丸つぶれにしてしまうなぁと不安だったのですが、彼の上手な教え方とスーパーテク?を目の当たりにすると、もうみんな真剣そのもの。貪欲に吸収しようとするのでした。
今や卓也もDHライダーとしてはベスト10に入るくらいの選手になりました。1億数千万分の10くらいの人なんですね。そういう人に教えてもらえるって、例えば野球好きの人が日本シリーズに出場する選手に野球を教えてもらうってのと同じようなレベルの話なんですね。ふーん、卓也もすごいレベルの人になったんだなぁ。
そこに道があれば練習はいくらでもできる。しかしいくら練習しても自分なりきの走りになってしまうのも事実。それでは上達は遅い。
上手な人に教わることで正しい乗り方を会得でき、「自転車ってああいうことができるんだ」と実感しますよ。
補助無し自転車が乗れるようになったら卒業ではないのです、そこからがスタートなんです。
6月28日(木)
数ヶ月前に店のテレビが壊れた。半田のような異様な臭いと共にあたかもドリフのコントのようにテレビからモワーッと煙を吐いた。ちょっと怖かった。
そして昨日、買って数ヶ月の自宅のテレビの音声が突然消え、その後嗅ぎ覚えのある異様な臭いが。
大丈夫だろうか、日本。
昨今、隣国製のペットフードに毒が入っていたとか、練り歯磨きに有害物質が入っていたとか、昨日には隣国製タイヤに危険な物があるとアメリカでレポートされていた。
うちのテレビは日本のブランドではあるが、MADE IN JAPANではないだろう。おそらく海外製だと思われるが、こうも簡単に壊れてしまう物だろうか?
最近隣国では自動車ショーがあったそうであるが、それがまさしくそっくりショーだったそうな。笑っちゃう事にこのショー自体のそっくりショーさえあったそうな。
真似することはできても創造することはまだできないのではないだろうか?そういうところに重要な任務を任せて良いのだろうか?
そんな本日、私が住んでいる市を震源とした地震が発生した。奥さんはテレビで情報を得ようにもテレビは危険な状態。携帯にもテレビ機能は無し。ラジオを聞こうにもなし。インターネットで情報を得ようにもデスクトップ機は不調で再インストールしなければならない状態=ネットに繋げる状態ではないし、先月末に買ったパソコンは1度電源を入れただけであとは何もできていない状態、ネットワーク設定なんかもやっていない。ので繋げない。
あえて言うなれば昨年買い換えた車にはラジオが付いているけど暑くて車に乗れないし(そんなことのためにエンジンかけてエアコンかけるのは環境上好ましくないし)。それでも前乗っていた車や、今もあるもう1台にはラジオがないからまだマシか?
テレビが壊れた際にメーカーへ連絡したら「大変ご迷惑をおかけします」と言われたそうだけど、こういうときに見られないとは本当に迷惑だと奥さんは言っております。
目先のコストばかり考えないで、もうちょっとトータルで物事を考えてもらえると今回のようなことはなかったと思うんだけどなぁ…
7月23日(月)
昨日あるレースに出場した。レースに出るなんてロード、MTBを含めかなり久しぶりである。いつも口ばかり達者なこと言って、しかし結果がハッキリ見えてしまうので誤魔化しようがない訳である。
実は今回の参戦にあたり思うことがあった。ひとつは息子へのアピール。
親としては普段子供に「●▲やりなさい」とか「◆■しろ」とかそんなことばかり。たまには親である私が率先して目標を持ち、それに向かって努力する姿勢をみせようと思ったこと。だから参戦のみならず練習にも行った。本当は体力作りもやりたかったんだけど毎晩帰りが遅くやれなかった…と言い訳しておく。また目標を持つとは言っても自分の好きなことじゃんとかはこの際言わない。
もう一つはこのレースは年代別になっていて40歳以上クラスなんてのがあったので、案外競争率が低いのでは?とよからぬ期待をしたこと。ところが思った以上に参加者が多くちょっと予想とは異なった(^^ゞ
さて当日、私は結構焦っていた。私はスロースターターなので前日から試走して体をほぐしておきたかったが、お仕事があるのでそういうわけにはいかなかったので。
このコースは普段走れるコースと、このレースのための専用コースを繋いだ特設コースなのである。当日朝1本試走して即本番なのだ。
スタート地点で見ていると、スタート後の右コーナーがちょっとくせもののようである。人の走りを見て、「これがベストなライン!」と自分なりに考えいざスタート。
そして研究した所をみんなと違うラインで突入した…ら……転倒した。
マズイ、かなり焦った。あんなに研究したのに転倒とは。ハンドル曲がっちゃったしリズムも乱れているのがわかる。けど、あとは一目散に走るのみ。
結果は一緒に参戦した仲間と比べ10秒から15秒ほど遅い…転倒によるタイムロスを約10秒と考えていたので、もの凄く悔やまれる。
しかしこのレースはもう1本走れるのである。ベターな方のタイムで順位が決まる。これまたかなりのプレッシャーである。次は丁寧に走りながらも確実に攻める走りをしなければならない。しかも2本目が始まると、私が転んだ所が更に滑りやすくなったのか転倒者続出である。ので、2本目は転倒したところはリスクの少ない確実な走りを心がけた。その甲斐あってか何の問題もなく走り抜けることができ(攻めが甘いとも言う)それに気をよくしてノリノリ?にがむしゃらに漕ぐ漕ぐ。
そしてこのキャンバー斜面を駆け下りて、あとはハーフパイプのスラロームさえ抜ければゴールだ!と思った矢先、木に引っかかりストップしてしまった。あー…これによるタイムロスは5秒程か。
結果、1本目よりタイムを縮められたものの一緒に行った仲間の中ではビリであった。
「やっぱさー、レースは緊張感あった方が面白いから、ビリの人はトップの人におごることにしよう」と私がルールを作っちゃったもんだから自腹を切ることになった。
最後のミスさえなければ他のみんなとほぼ同タイムくらいは…と、「レバ、タラ」はレースの禁句であるし、そうなってしまったのはテクニックの問題でもある。でもやっぱ悔しい。
でももっと悔しいのは例えそのミスがなかったとしても、私より速い人が何人もいることである。
要修行なのである。
なお、何のレースなのかは恥ずかしいので書かない。けど、ネットで調べればすぐわかってしまうのは現代ならではだなぁ。
7月26日(木)
店のエアコンが壊れていて、ここしばらくずーっと扇風機を回していた。蒸し暑いさなかご来店いただいたお客様には大変ご迷惑をおかけしました。先日ようやくエアコンをリニューアルできたので、ようやく涼んで接客ができるようになりました。
それはさておき、先日のレースで転倒した際に打った右肩が翌日になってから痛みだした。そういえば練習に行った際にスリップダウンして転倒した際に打った左足の膝も翌日になってから痛みだしたっけ。どちらも未だに痛む。
当日は大丈夫なのになぁ。そういや酒飲んだときも翌日に残るようになったなぁ。う〜ん恐るべし、40代。