ホイール組

タンジェント組タンジェント組
ちょっと見づらいですね。(^^; でもいわゆる一般的な組み方。この組み方で組めばとりあえずは間違いなし。
ラジアル組ラジアル組
この組み方も見たことがあるかと思われます。ハブからリムにかけて放射状にスポークが伸びてゆきます。おそらく初めの頃のスポークホイールはこのラジアル組だったのでしょう。
上記のタンジェント組と比較してスポーク長を短くできるので軽量化が可能です。
反面スポークが交差しないので横剛性は落ちます。一般的には軽さ狙いのロードレーサーのフロントやリア左側として組むことはあります。DHやジャンプをこよなく愛する方、ディスクブレーキ仕様にはおすすめしません。
ダブルクロスダブルクロス
一番上に紹介しましたタンジェント組みは見ての通りスポークどおしが一ヶ所で交差して剛性を確保しております。が、このタンジェント組をよーく見ると、もう一ヶ所ハブ側でもバッテンを描いています。が、”交差”はしておりません。ここも交差していればもっとホイール剛性上がるだろうなーと思いますよね。で、ハブ側も交差させてしまったのがこのダブルクロス。左写真ではちょっとわかりづらいですが、緑で囲ったところも交差しています。この組み方はスポーク折れに対して強くなります。そして横剛性が更に上がります。
但し、この組み方は36H、8本取りにのみ対応とします。またディスクブレーキ装着車には対応しません。

ねじり組ねじり組
見ての通り交差するところを捻った組み方です。こんな組み方をして良いのか?と思われるでしょう。スポークを塑性変形させて良いのか?そんなのでホイールとして成り立つのか?かえってスポークが折れやすくはなったりしないのか??等々。私も初めは思いました。が、やってみないとわからない。
やってみたら意外や良いです。写真は私のMTBですが、このホイールを組んで早数年、通勤仕様として日々活躍しておりますし、たま〜にXCレース、昔(まだDHバイクがほとんどない頃)の富士見パノラマスキー場Aコースも走りました。が、一度も振れ取りやっていません。
そして剛性は確実に上がります。あるお客様のリアホイール用として組んだことがあるのですが、「硬いから普通の組み方に戻して」と言われたことがあります。

あまりやりたくありませんおまけ
ちょっと写真ではわかりづらいですが、悪ノリして組んでみました、ねじり組のダブルクロス。
実はこの写真はダブルクロスで紹介したホイールです。と言うわけで、ダブルクロスで紹介した写真はねじり組のダブルクロスでした。たまたまダブルクロスで組んだホイールがなかったもんで....


ニップル

ホイールを組むに当たって必要になってくるニップル。通常は真鍮製のニップルで組みますが、軽さ狙いやカラーコーディネイトを楽しむにはアルミカラーニップルは欠かせません。
真鍮製と比べるとたった数十グラムの違いですが、持ち比べるとその違いは圧倒的です。慣性の大きいホイール外周に付くパーツなので軽量化効果は大きいと言えます。
なお、引っ張りやスポークの緩みに対しては真鍮製と遜色ありませんが耐久性は若干劣ります。


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