整備日誌    2001年3月〜5月編

2001年3月15日
F氏のDHマシン、アンカーFADAPをオーバーホールしました。このバイクは昨シーズン富士見のAコースを100本以上下ったバイクです。

MOBS排出オイル

まずは装着されているKOWA MOBSのオーバーホールです。
オイルを排出すると、シーズン中1度オーバーホールしたのですがオイルは写真のような状態。以前バラしたK氏のMANIAはハードに扱ったにもかかわらずオイルはきれいな色だったのに。

MOBSの分解写真ばらすとこんな感じです。さすがに高いだけあってMANIAよりは高級な作りです。それにしても手の込んだ作りというかなんというか。ほとんど全ての部品は削り出しです。乗ってもその動きに高価格を納得できるMOBSですが、ばらすと更にお金のかかっている事がよーくわかります。01モデルのstage-2はさらに肉抜き等の手の込んだ仕様になっています。
KOWAさん、そろそろ型作ってコストダウンに励みましょうよ。


2001年5月2日
GTのDH−iでおもしろいことをやってみました。


2001年5月15日
そのDH−iのフロントサスペンションのセッティングを変更しました。
富士見Aコースを走ったK氏によると、サスペンションの初期のいなし方がMANIA(セッティング変更済み)と比べるといまいちとのこと。また、ストロークを使い切れていないとのこと。
というわけでオイルの硬さと油量を調整しました。モンスターT 内部
ここでスケベな私はせっかくだからもっとバラすことにしました。マルゾッキのフルオーバーホールにはダストシールとオイルシールの交換が必須になってくるので、バラしは右写真まで。
ま、基本はZ−1と同じです。が、この先もっとバラすとモンスターTはちゃんとスライドメタルを使っています。さすがに高いだけのことはあります。
で、バラしていたらちょっと気になるところがあったのでもちろん修正しました。


2001年5月17日
上記K氏と一緒に富士見に行ったA君、今シーズンから本格的にDHをはじめた高校生君です。4月におろしたばかりの新車を、富士見2回目にして壊しました。へこんだリムちょっと写真ではわかりづらいですがフロントホイールを曲げました。曲がったリムすごい曲げ方です。割れてます。(^^;
なんでも高速ガレ場を下っていたら大きな岩があったのでそれをよけたらそこにまた大きな岩がありヒットしてしまったとのこと。まー、体には大事がなかったのが良かったと言えば良かったのですが、彼の夢はリアにディスクブレーキを付けること。今はフロントのみなので当然リアもディスクにしたいわけです。しかもS氏が「これA君にあげて」とディスク用リアハブを持ってきてくれたというのに。あーあ、壊したのがリアだったら良かったのにね。
そうそう、セッティング変更したK氏のモンスターTですが、バッチリとのお返事をもらいました。あー、よかった。


2001年5月22日
20日に内嶋選手によるDHスクールを受けたときにまたしてもバイクを壊したA君。今度はクランクとフォークです。クランクはスーパーバンクを抜けた後ハイスピードで転んだらしく、ペダル取り付け部がなめてしまいました。まー、これは部品交換でなんとかなるにしても、Fサスはバラさなきゃわかりません。テックインT−03です。
現状としてはストローク速度の遅い領域ではテックインの動きなのですが、速い状態になると一気に減衰力が高まり、ほとんど動かなくなってしまいます。というわけでバラしました。
T−03分解写真一個一個部品をばらし、最後の段階までバラすと....
はは〜ん、もしかしてこれか??と思えるような状態でした。で、怪しき物を応急処置し再組み上げ。で、乗ってみると....おおー、そうそう、これがテックインの動きだと思えるようになりました。まだ根本的な解決には至っていないのでテックインさんからの返事待ちです。
こういうときに国内メーカーだと安心できるなーと思った次第です。
しかし、今回もバイクを壊したA君、リアディスク化はまだまだ先のようです。だって壊したクランクもアリビオからあこがれのXTになるし、この際だからMRCもMRPにするとのこと。
ん〜、まだまだ先は長い。

おもしろいものクラインadept編(382KB)を追加しました。

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