徒然日誌 2001年9月
9月1日(土)
ある人間の陰謀からDHな方々がジェイミスカップの2時間耐久XCに出ざるを得なくなった。私も走ることになっている。どうせならと思いロード組の方々もお誘いした。DHな方々も、ロードな方々もXCは久しぶり。物置からXCMTBを引っぱり出してきて整備に、トレーニングに余念がない??という感じ。XCってしばらくお休みしていたものだからバイクも歴史が止まっていたりする。フルリジッドだったり、カンチブレーキだったり、ロックショックスMAGだったり。そういえば私のバイクも9段XTRが付いてはいるものの、10年選手のスペシャライズド。フロントフォークはカーボンレッグながらもストローク量40o。でもネッド・オーバーエンドモデルだからいいや。
やれ、シートポストだ、やれタイヤだ(私です)など突然あわてだし全然緊張感がない。きっと他のチームの方々は最新スペックのバイクが目白押しなんだろうなー。
そういえばHSMT氏なんかは職場仲間にそそのかされて買ったBD-1とDHバイクしかないからフロント変速したことがないとのこと。職場仲間の94TREKを急遽借りだして練習とのこと。
ま、遊びですから....
9月2日(日)
先日試乗させていただいたAMN氏のリカンベント、次号のバイクラで紹介されるそうです。基本的には日本未入荷モデルだし、そこらのリカンベントとはちょっと違うモデルだから乞うご期待!
9月3日(月)
家に蜂の巣ができていた。よーく見ると結構大きくなっている。巣のまわりには大人の蜂がびっしり巣を守っている。ちょっとビビッた。が、我が家には奥さんも息子もいるし、見て見ぬ振りはできない。しかし私には今度の日曜日のジェイミスカップがある。万が一蜂にでも刺されレースに出場できなくなって皆さんに迷惑をかけてはいけないと思い、主である私が処置するのはやめた。というかやめることに決めた。
ネットで色々調べたら近所でも駆除してくれるところがあるようだ。が、8000円からとなっている。ま、仕方ないか。
奥さん曰く一応不動産屋に聞いてみるとのこと。そうしたら不動産屋さんが駆除するとのこと。専用の殺虫剤を持ってきてシューッと吹きかけたら、あっという間に蜂さんはご臨終とのこと。2〜30匹は蜂がいたらしい。殺虫剤の威力もさることながら、不動産屋さんの勇気にも敬服した。
不動産屋というと、いい商売しているようであるが、うちがお世話になっている不動産屋さんはなかなか頼もしい。
蜂の巣の駆除から、砂利運び、蛇口の水漏れやインターホンのトラブルまで、なんかこう....何でも屋さんみたいです。
あー、それにしてもジェイミスカップがあって良かった。
9月4日(火)
昨晩の夕食はご飯と納豆、そして餃子であった。大変庶民的である。だけど好きな組み合わせ。そして久々にワインを楽しんだ。と言っても私が飲むようなワインはメルシャンビストロ白フルボトルで実売価格300円くらいのもの。バブルの頃のワインブームは白、そして2年くらい前のワインブームは赤だったけど、個人的には白が好き。
えっ?と思った方も多いと思われる。そう、納豆にワインなのである。私自身も初めての組み合わせであったが、どうしても久々のワインを飲みたかった(というほどのすごいワインじゃないんだけどね)ので、たとえ夕食が納豆であろうとワインを飲んだ。ら、意外やとってもいける。納豆の豆の味を感じることができとてもおいしく感じる。そしてワインも。ビールなんかだと勢いで飲んじゃうけど、ワインを飲む時って口の中でちょっとくゆらしたりするわけで、それ故口の中がきれいさっぱりとなるのかな?納豆の味を純粋に感じることができた。
納豆が嫌いじゃない方でかつ、ワインも好きな方、一度試してみる価値ありと推奨します。
が、保証はしません。けどおいしかったです。奥さんもおいしいって言ってました。
9月11日(火)
9日日曜日はジェイミスカップに参加。結果から言うとスラロームでSKT,FKSM選手が9位、14位、DHではAOK,ICKW選手が7位、9位、そして2時間耐久XCでは4人クラスで1位、2位独占、3人クラスではロード組みが5位という素晴らしい結果で終わった。もちろん他の方々の成績も悪くない。
DHはともかく、スラロームなんて普段練習できないし(でも富士見のBコースはスラロームの練習になるか)、ましてやXCに至っては正直全然ダメだと思っていた。
というのも、ある人間のデマからX耐久参加が決まった(というか参加せざるを得なくなった)。ダウンヒラーな人間達がコギで勝負になるはずがない。ICKW氏なんかは一夜漬けならぬ1週間漬け(自転車通勤)、私もこの間の休みに久々にお山の中に入ったという一日漬け程度。HSMT氏も9月1日の所に書いたようにフロント変速の練習という状態。これではリザルトの下の方に”クラブ遊輪館”という名前が列記されてしまいそうで、お助けマンとしてロード組みの方々も誘った。と言っても、実はロード組みの方々もほとんどオフロードを走ったことがないから、体力はあってもオフを走るテクはほとんどないという状態。
にもかかわらずよい成績が残せた。ロード組みの方々はエントリーしたクラス(もっと激戦)が違ったのでDH組みとは同じ尺度で比較できないが、経験値がほとんどないにも関わらず素晴らしい結果だと思う。
一番驚いたのがやはり高校生ダウンヒラーAOK君。ヤツは下りだけでなく上りも凄い。圧倒的なスピード差で周りの人間を追い越していく。ロードマンであるIIDK氏を追い越しちゃう程の速さ。KRD氏曰く「エンジン付き」とのこと。上りも下りもこなすなんて、まるで今回のジェイミスカップの顔である「壇 拓磨」選手のようだ。上れるダウンヒラーとして成長していって欲しいものである。
さて皆さん久々の運動会気分で緊張感もほとんどなくホントに楽しんだという感じであった。
やっぱチーム耐久は面白い。この調子だと次も何かにエントリーするようかな?
9月15日(土)
さて、そのジェイミスカップに出場するDH組は前日入りしていた。翌日に備え事前練習をしていたわけだが、やはり主役はAOK君、最後の最後でまたしてもやってくれました。
私に電話がかかってきたときには「翌日がレースということもあり抑えて走っていたんだけど、いつもよりスピードが出ていた」という矛盾した日本語を話していた。
要は、Aコースを先頭で走らされたものだから追いつかれるのがイヤでいつもより飛ばして下っておった(全然抑えてないじゃんか)。で、丸太ジャンプ手前でいつもよりスピードが乗った状態で飛び出したら前輪から着地して転倒したとのこと。その結果タイヤはパンクし、リムはへにょへにょに曲がってしまったとのこと。どうせリムはもうダメだし、パンクもしています。タイヤとチューブを外してそこからリムだけで下ってきたとのこと。もちろんAコースだとリスクが大きいので途中からCコースに。他の人はそのままAコースを下ったらしいのだが、FKSMは万が一を考えて一緒にCを下ったらしい。そうしたらAOK君飛ばす飛ばすだって。バンクは最上段まで使うし、ジャンプはするし、前走車を発見すると追いかけるはでとてもリムで走っているとは思えないとのこと。リムがレールのように路面を走るのかな?他のメンバーがAコースから下ってきてゴンドラ乗り場で待っていたら、遠くから「ガランガラン」と音を発しながら下ってきたとのこと。で、駐車場ではウイリーしまくりで遊んでいたらしい。
それにしても彼は色々と壊すが、体をこわさないのはとても不思議。転び方が上手なのかな?
9月24日(日)
先日納豆にワイン(白)が合うと書いた。気をよくした私は他のワインでも楽しんでみた。私は白、しかもちょっと甘口が好きである。と言うわけでドイツワインをゲット、早速試してみた。ら、全然合わない。とってもまずい。
ワインって合う、合わないがかなりはっきりしますね。その点ビールってとりあえず何でも合っちゃう。私の好きな甘口の白ワインは酸っぱい物には全く合わない。こういうのは辛口の方がいいんでしょうね。
その後メルシャンビストロ白を買って、やはり納豆と試してみる。と、やっぱいける。
というわけで、メルシャンビストロ白とおかめ納豆北海道丸大豆は良く合う。
9月29日(土)
ここ1ヶ月ほど咳が止まらずにいた。風邪を引いても咳が出るタイプではないのでおかしいなと思っていた。ら、先週の土曜日に突然左肋骨一番下当たりに激痛が走った。咳をするととにかく痛い。翌日曜日には更に痛みはすすみ力が入らない状態。さすがに医者嫌いな私も参って医者に行ったら、肋骨と肋骨を繋いでいる軟骨におそらくひびが入っているでしょうとのこと。たかだか咳ごときで骨にクラックが入ってしまった。が、どうやらよくあることらしい。特に対処できるわけでもないと言うことで咳止めをもらった。頻度は減ったけどでも咳はまだ出る。でも肋骨の痛みはかなり引いた。
さて、先週の日曜日にダウンヒラー一行は富士見に行った。で、HSMT氏がSGYM嬢がカメラを構えている目の前で大地に舞ったらしい。ちょうど脇腹あたりを打ったらしく、あばらが痛いと言っていた。本人はかなり深刻のようだが、一部始終をカメラ(動画)に撮られていたらしく、まわりのみんなは大笑い。そういえば昨年のこと、HSMT氏が富士見デビュー間もない頃、後続のICKW氏の盗撮....じゃなくて頭撮(メットの上にCCDを積んだオンボードカメラ)ビデオで丸太ジャンプを大コケしたシーンがしっかりと記録され、せっかく撮影したビデオだからみんなにダビングしたので、HSMT氏は一気に有名になった。
ところで猪俣康一というDHライダーがいる。彼曰く「記録に残る走りより、記憶に残る走りをしたい」とセリフを吐いたそうな。ハデな走りで皆の記憶に残したいと言うことである。ま、今や速いライダーがいっぱいいるからなー。
しかしHSMT氏は記録にも記憶にも残る走りを実践した。ただ、彼の場合記録は記録でもちょっとちがう記録なんですけど....