徒然日誌    2002年12月

12月8日(日)
日本って貧しい国だな〜と改めて思った。
不況、不況と騒がれているが生活水準で見れば諸外国に比べてまだまだ高い水準にあると思われる。けど、心が貧しいなーと改めて思った。
お気に入りのココア(粉末)を買ってきたら、明らかに昨年の物より味が薄くなっていた。こんなことばっかりと奥さんとしていたら「そういえばアチラもんのココアはおいしかった」という話になった。「あそこに売っているかも」という話になり翌日買いに行った。ら、あった。
驚いたことに1杯当たりの価格はこの輸入物(MADE IN USA)の方が安い。しかもこの輸入物はずっと味わい深くおいしい。美味しいのに安い。その差歴然。
我が国の嗜好品は登場後しばらくすると価格は変わらないながらも気付かれづらいようにだんだんと小さくなる。「こんなに小さかったっけ?」なんて会話をすることはないでしょうか?人気が出ると「ここで利益を稼がねば」とでも思うのであろうか?騙されているようである。心が貧しい。
初めてアメリカに行ったときに驚いたのがマクドナルドのコーヒー。こっちのコーラのLサイズくらいの容器にコーヒーが目一杯入っていた。朝食はこのコーヒーとハンバーガー(ビッグマックだったかな〜?)2個で十分お腹いっぱいになり、5ドルいかなかったと記憶している。まあ今でこそ日本でもマクドナルドのハンバーガーは非常に安いが、当時1個180円位していたと記憶している。
日本人は見分にふさわしいとは思えないような洋服を着、アクセサリーを身につけ、靴を履き、車に乗って着飾っている。しかし住んでいるのはウサギ小屋。休みの日には家でごろごろ。雪降ったらはしゃいでMTBに乗りにいくのは横田基地勤務の外人さんくらい。日本人は雪降ると憂鬱で、こたつでぬくぬくとテレビ鑑賞。なんか心の余裕が乏しいなーと改めて思った。
一杯のココアからこんなことを感じてしまうのはちょっと強引か?

12月13日(金)
官僚は好きになれない。
減税という名の増税が可決されたようである。私はたばこは吸わないがお酒はたしなむ程度は飲む。もちろん普段は発泡酒である。ってことは家計を圧迫するから頭にくるというそういう単純なものではない。ヤツらは取れるところから取ってやろうという、頭も何も使わないで収入を得ようとするその魂胆が気に入らない。
発泡酒だって出た頃はまずかった。しかし技術者たちはなるべくビールの味に近づけるように(?)試行錯誤して現在の味覚にたどり着いたと思われる。
例えば軽自動車だって、軽自動車故に決められた枠の中でしか設計の自由度はなく、小さいながらもへたな5ナンバー車を凌駕する室内空間や操縦性、快適装備品などを有している。
ビール会社だって自動車会社だって、決められた枠の中でいかに顧客を満足させるかに血眼になっているわけである。何年もの開発・研究の末、ようやくたどり着き顧客の支持を得たとたん勝手に規格を変えられて増収に走られては技術者たちの苦労が水の泡である。
発泡酒というカテゴリーがあったから発泡酒ができ流行ったわけである。もし発泡酒がビールに近い税率を課せられたら、ほとんどの人は発泡酒を飲むとは思えない。また、世間では軽自動車の税金が安いと言われることがあるがこれは間違いである。軽自動車以外の車に課せられる税金が高すぎるのである。そう思いませんか?
まあ確かにルールを作る人間は必要ではあるが、あれが流行っているからあれにも税金をという安易な考えはやめていただきたい。プロジェクトXを見てもらいたい、技術者たちは本当に苦労しているのである。
そしてきっとそのうちに自転車にも税金が課せられるようになるのであろう、ヤツらのことだから。
蛇足ながら終戦後数年くらいは自転車にも税金が課せられていたそうです。

12月14日(土)
今日はおもしろ自転車に明け暮れた1日だった。
まずは電動3輪自転車。まあ別に珍しいと言うほどのものではないかも。そしてKMGT氏のスノースクート。なんとKINGのヘッドパーツへの換装。そしてバイシクルクラブで紹介されたAMN氏のBICYCLEじゃなくてTRICYCLE、わかりやすく言うと3輪リカンベント。これはありがちなリカンベントではない。油圧ディスク、サスペンション、フルカーボンシート、チタンパーツてんこ盛りなどかなりキテイルバイクである。そしてHSO氏の通勤用タイムトライアル最新型ロードレーサーwithレトロパーツ仕様と同じくHSO氏のパスハン(ニューサイで言うところの魔物系)。
一口に自転車って言っても色々あるんだなと感じた日でした。でもスノースクートって自転車と言って良いのだろうか??

12月25日(水)
メリークリスマス!ってなわけでクリスマス。クリスマスといえばサンタクロース。いつの頃からだろうか?実はサンタクロースは....と知ったのは。
私事ながら今、うちの息子はサンタクロースの存在について本当のことを知りそうな微妙な年である。今年のクリスマスはまだサンタクロースのおじさんがプレゼントをくれたと思っている。子供の夢を壊したくないためか、一般的には親の口からサンタクロースのおじさんってのは実は....という話をすることはないと思う。が、私は本当のことを話してもいいのでは?と思ったりする。
おそらく子供にしてみれば、実はお父さんなりお母さんだったと言うことを知った時にはそれなりのショックを受けるかも?と想像するが、いつかは知るわけである。それまではかたくなに騙そうと(とまでは言わないけど)しているわけで、どちらにしろいつかは知ることである。ならばいつまでも騙すより「サンタクロースはお父さんやお母さんなんだよ」と言ってしまってもよいのでは?と思う。
しかしサンタクロースはいないわけではないのである。お父さんなりお母さんなりがその日だけはサンタクロースなのである。そして良い子の元にはプレゼントをくれるのである。
なんて書くくらいなら、来年のクリスマスはサンタクロースの格好をして自転車こいで帰宅しようかな。もちろんプレゼントを持って。でもトナカイの方がいいかな????

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